医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

2つの課題と4つの視点

2011-10-28 07:02:47 | 薬局
方向性は分かるけど。

先日の社会保障審議会医療保険部会で12年度診療報酬改定に向けた基本方針が示された。
基本的に従来と大差が無いが、12年度は2つの大きな課題を抱えている。
1つは「救急医療などを適切に提供できるように医療従事者の負担軽減」がある。
さらに2つ目は、6年に1度の同時改定を見込んで「医療・介護の役割分担の明確化と連携体制の強化及び在宅医療等の充実」となっている。

後者の具体的な中身として、「在宅医療を担う医療機関の役割分担や連携の評価」があるが、この医療機関に薬局も入っているのであろうか。
もちろんそうである事を願っている。
声を出さないと忘れられてしまいそうな存在が寂しい。

さらに「看取りに至るまでの医療の適切な評価」もある。
いよいよ死に場所も変わりそうだ。
国の予想では医療機関も介護施設も自宅も終末の場として増えると想定していない。
増えているのは「その他」である。
この「その他」とはどこか?
思うに高齢者施設または高齢者住居となる。
これからの新しい終の棲家は高齢者施設または高齢者住居となりそうだ。
これも「在宅」である。

この他に「早期の在宅療養への移行や、地域生活への復帰に向けた取り組み体制の評価」など、薬局が苦手とする分野が多いように思える。
そう言えば、処方せんがない場合の在宅への取り組みとして、医師の指示がなくても、訪問服薬指導の必要の是非を確かめるための訪問についても点数化されると聞いた。
きっとこれは「早期の在宅療養への移行、地域生活への復帰に向けた取り組みの評価」に相当するのであろう。
いくら点数が配点されても「絵に描いた餅」のようになってはいけない。

そして「地域のおける療養の質の向上に向けた在宅歯科、在宅薬剤管理の充実」もある。
あえて歯科と薬剤管理が取り上げられているのには訳がありそうだ。
出来ていないからなのか。
どれだけの薬局が取り組んで行くのか期待したい。

以上が重点課題であるが、4つの視点の中には「効率化余地があると思われる領域を適正化する視点」があり、「後発医薬品の使用促進」は確り改定の視点として残っている。

以上の診療報酬改定の方針等から見えてきたのは、在宅への訪問薬剤管理と後発医薬品への切り替えである。


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