東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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新鮮な感性を忘れずに!

2007年12月14日 | 議員活動

 一昨日の記事で触れたポスターについて。

 このポスターで紹介されている佐々木憲昭衆院議員たち3人は、次の衆院総選挙に出馬を予定しています。選挙に出ようとしている人は、立候補したい公職の任期満了の6カ月前を過ぎると、ポスターにいろいろ制約が課せられます。立候補予定者だけのポスターはダメとか、演説会の告知ポスターでなければならないとか。

 衆議院は、任期満了までまだ2年ほどあるので、このような制約がないそうで、いつも見慣れた演説会告知ポスターである必要がなかった、ということです。

 政治活動のポスターには、いろんな制約があると意識はしていましたが、調べてみないと分からないことって、まだまだあるものですね。

「なんでこんな意見書に反対するの!?」と大学生

 昨日の夜、週刊の赤旗折込の「こんにちは」の印刷に、党の事務所に行くと、学生党員たちが会議をしていました。会議が一段落したようで、お菓子など食べながら雑談をしていたので、「こんにちは」の原稿を読んでもらおうと、お願いしました。

 学生さんたちは、「えー、難しそう」と声を上げましたが、「いやいや、易しく書いているつもりなので、読んで分からない所とか教えてください」と頼みました。

 中川議員の一般質問報告の記事には、「来年は町の税収が1億8700万円増えると書いてあって、すごいな、と思ったら、借金返済が12億円以上あると書いてあるので、驚いた」とか、「給食センターの〝ドライ方式〟って何?」とか、いろんな意見を出してくれました。

 税収の話は、東郷町の財政規模が分からないと、大きい額なのかどうかも判断しようがありませんし、普段何の気なしにつかっている言葉でも知らなくて普通です。急遽、用語解説の記事を付け加えました。

ドライ方式 O157事件では食の安全が見直され、給食センターなどの調理場でドライ方式が推奨されるようになった。この方式では細菌が生息する環境を減らすため調理場の床を濡らさないこととされ、この呼び名がある。

 ところで学生さんたちがいちばん驚いていたのは、「消費税率の引き上げに反対する意見書案」に総務委員会で誰も賛成しなかった、ということ。民生委員会で審査された意見書案もほとんどが賛成者ゼロということに、「何でか分からない」と話し合っていました。

 保守系が支配している地方議会では、日本共産党が係わっている請願や意見書案に、ほとんど賛意が寄せられないということは当たり前のことです。でも、地方議会の実態を知らない彼らにとっては、意見書案の表題を見ただけの判断ではあるものの、「誰でも願っていることになぜ反対するのか」というのが率直な疑問なようでした。

 消費税が平等とか、企業に増税したら海外に逃げられるとか、財界の代弁者のようなことを言う議員や、保険料の引き下げ要求などに「決まりだから仕方ない」とかあきらめを説く議員などが多数を占めているという実態を知れば、別段驚くようなことではありませんが。

 住民要求に平然とノーを突きつける政治に対する怒りが私の日本共産党員としての原点です。住民要求を拒否し、財界の代弁者のように振舞う議員が多いことに、今では慣れっこになってしまいましたが、学生党員たちが聞かせてくれた率直な疑問に触れ、議員活動を始めたころの新鮮な気持ちを思い出すことができました。

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