東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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豊明市の給食の放射能検査

2013年01月23日 | 放射能から住民を守る

 16日、近隣の日本共産党議員といっしょに豊明市学校給食センターに行き、豊明市が実施している給食の放射能検査についての説明を聞きました。参加したのは前山美恵子豊明市議、坂林卓美日進市議、郷うこん修氏(昨年の総選挙に愛知7区から立候補)。

 豊明市は2012年度の当初予算に食品の放射能を測定するための機器購入費と測定環境を整えるための施設改修費を計上し、2012年10月から小中学校と保育園の給食で使用する食材の検査を始めました。導入費用は施設改修費165万円、機器購入費168万円です。

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(写真 右下に写っている円筒形の物が豊明市学校給食センターの放射能検査機器。ベラルーシのアトムテックス社製)

 検査品目は厚生労働省が示した17都県(静岡県、長野県、新潟県以東の都県)での生産品で、放射性物質の検出状況によっては他の自治体で生産されたものも検査します。しかし検査に必要な分量の関係で、現状では野菜類しか検査できていません。そのため、来年度予算には給食食材用とは別に、検査用食材の購入費も計上するよう要求しているとのことです。

 検査は給食に使用する前日までに行い、放射性物質が検出された場合は、外部検査機関に委託してより高い精度で再検査し、対応を決めることとしています。

 検査の精度は、検出下限値が10ベクレル/kg以下になることを目安にしています。1検体の計測に15分かかります。(国の基準:一般食材…100ベクレル/kg、乳幼児用食品…50ベクレル/kg、牛乳…50ベクレル/kg、飲料水…10ベクレル/kg)

 これまで検出下限値以上の放射性物質が検出されたことはありません。万一、国の基準値未満であっても放射性物質が検出された場合には、その食材の使用を控えるとのことです。また使用前の食材の検査のほかにも、その日に出された給食のまるごとの検査もしています。検査結果は豊明市のホームページで公表されています。

 センター長は「放射性物質が含まれていない食材が市場に出ていることが大前提だが、さらに一生懸命調べる」と、豊明市の姿勢を説明しました。子どもの安全を守る姿勢に感銘を受けました。

 豊明市給食センターでは測定の様子を公開しています。見学を希望される方は事前に給食センター(0562-92-5730)までお問い合わせください。

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