10月22日、日本共産党東郷町議会議員の中川まさおさんが病気により死去しました。中川議員は昨年秋に体調を崩し入院、その後、体調を回復しましたが、再び体調が悪化し、議員活動への復帰をめざして闘病生活を続けていましたが、活動再開の願いはかないませんでした。
中川さんのあまりにも早い死にあたり、まずご家族のみなさんに哀悼の意を表します。
入院中の中川さんに議会のことなどを報告すると、いつも楽しそうに聞いておられ、その姿から、活動再開への意欲が伺えました。
中川さんが築き上げた成果をしっかり受け継ぎ発展させていくことが残された者の務めです。その務めを果たすことが中川さんの遺志に報いる道だと信じ、がんばります。
中川まさおさんの略歴
１９４９年９月生まれの６３歳。１９８３年４月の東郷町議会議員選挙に立候補、初当選して以来、連続８期当選、２９年にわたり東郷町政発展と町民生活の向上に尽くしました。またこの間、議会副議長、議会運営委員長、民生常任委員長などを歴任しました。
近年は「水と緑とボートのまち」を掲げる東郷町でのボート競技の普及の先頭に立ち、全国市町村交流レガッタでの議会クルーや、町民レガッタでの和合ヶ丘代表クルーの一員として競技に参加するだけでなく、東郷町ボート協役員、東郷町ボートクラブ指導員などとして町全体の競技レベル向上に尽力しました。
教職員組合設立の10年程前に、中川議員とお会いする機会を持ちました。
共産党の議員さんですので、不安に思いながら相談に自宅を訪れると、そこに待っていたのは精悍な顔つきと眼鏡の奥から見せる優しい目、そし泰然自若とした兄貴のような人でした。「信頼できる」と直感的に感じたのは間違いではありませんでした。
・人の話をじっくり聞き、時々疑問に思ったことを質問する
・「あなたはどうしたいの？」と優しく語りかけ相談者の主訴を確かめる
・その上で、ご自分の意見を言う
・本人で解決できることは本人に任せ、他の力が必要なときは援助を惜しまない。
そんな対応をされたら、誰しも「また相談したい」「話しをしたい」と思うのが自然の成り行きです。
何度も懇談する中で、「地域の教職員組合の使命は、専門職として教育問題の中心となること」を教えられたように思います。
まだまだ相談したいことがあったのに残念でなりません。ご冥福をお祈りします
中川さんが人の相談に乗るときの様子が思い出されます。相手に結論を押し付けず、じっくり話を聞くというのは、私にいちばん欠けている部分です。
中川さんに一歩でも近づけるよう努めたいと思います。