東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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白鳥4丁目押草団地

軽度発達障害の支援についての講演を聞きました。

2006年07月01日 | 学問

 東郷町内で活動するNPO法人金曜グループ主催の講演会、「軽度発達障害の学齢期の課題と支援」(お話は豊田市こども発達センターの高橋脩さん)へ行きました。600名収容の町民会館はほぼ満席。東郷町内外の教師や保育士がたくさん聞きに来られたようです。

 軽度発達障害には高機能自閉症やADHD、学習障害などがあり、近年急速に注目されるようになってきています。日本人の1割近くがこれらの障害に該当するというお話は私には衝撃的でしたが、同時に「これだけたくさんいる人たちについて、障害と言って良いのか?」という高橋さんの問いかけには納得させられました。

 質疑応答で、軽度発達障害の子を持つ方から「うちの子は知能には問題がなく、医者になりたいという希望を持っているが、医者から止められているが」という質問があり、高橋さんは「なりたいようにならせるのが支援ではないか。精神病の臨床医には向かないが、医者と言ってもいろんな分野がある。既存の枠にはめて職業を選ばせるのは差別ではないか。(読字障害を持つ)トム・クルーズも、テープレコーダーがある、という助言で俳優を目指せた」と答えられました。

 高橋さんの、子どもに向かう姿勢の基本が伺える答えでした。

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