東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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2011年度東郷町一般会計予算への反対討論

2011年04月03日 | 東郷町政

 3月議会最終日の22日、日本共産党を代表して中川まさお議員が2011年度東郷町一般会計予算に対する反対討論を行いました。大要を紹介します。

【歳入について】
 臨時財政対策債で限度額一杯の借金をし、財政調整基金を取り崩して財源に充てたことは、必要な財源を確保する積極的な意義を持つ。町長は、東郷町の財政キャッシュフローの指標が下位であることを気にしているが、だからといってキャッシュフロー改善のために意識的に基金積み立てを図るわけでもなかった。町債返還のピークを過ぎるまで我慢する財政運営は当然かつ妥当だ。

【国民健康保険・介護保険】
 高すぎる国保税が解消されない。医療費窓口負担の軽減策もない。
 介護保険では、低所得者の保険料・利用料負担に対する一般会計からの支援策も取られていない。介護保険は低所得者には使いにくいままだ。

【福祉・医療・教育について】
 私立高校授業料助成を止める。子ども医療費無料化も小6まで拡大するが、近隣より遅れたまま。
 病後児保育が始まるが、病後児にこだわるあまり、町民から使いにくいと言われないように望む。
 高齢者にはまとまった新規施策がない。2012年度からの第5期介護保険計画についても、計画を作るという以上のことは何も決まっておらず、心配。
 放課後子ども教室が東郷小学校にも開設されるが、一方で児童館では有料の放課後児童クラブがされており、格差が一層ひろがる。「教室」や「クラブ」などの限定的な事業ではなく、充実した学童保育が必要だ。

【まちづくりと基盤整備について】
 公共下水道の完了が見通せるようになってきた。一層の促進を望む。
 東郷セントラル土地区画整理事業計画が注目される中で、諸輪東部開発が立ち消えという状況は納得できない。最新の土地利用計画はこれから具体化していくと思うが、工場誘致といいつつ工場用地を確保する見通しが不透明で企業進出が期待できるのか。

【行財政改革について】
<年中行事と化した研修旅行は廃止を>

 議員や町長が関わる研修で、年中行事化したものや不必要に豪華な行程のものは廃止すべきだ。
 一部事務組合が行っている3組合合同研修※などは、1泊旅行という以外に3組合に共通する要素はない。これこそ年中行事化したものの典型と言うべきものである。
<町長の諮問機関・審議会に町会議員を入れるな>
 議会として議決すげき事項についてまで、議員が町から報酬をもらって、審議会の場で事前審査に加わっていたのでは、議会審議は骨抜きになる。

※日東衛生(東郷町と日進市のし尿処理)、尾三衛生(東郷町、日進市、みよし市のごみ処理)、尾三消防(消防)の3つの一部事務組合の議会と管理者(市長・町長)が合同研修に毎年出かけている。日本共産党は「目的が不明確」として中止を求めています。

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