東郷町議会議員 かどはら武志(日本共産党)

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今日は発言する用もなく(でもいろいろ)

2007年06月11日 | 東郷町議会

 今日は一般質問の3日目。2人の議員が一般質問を行いました。私は木曜日に一般質問だったし、一般質問の後に行われる議案への質疑でも発言する予定がなかったので、他の議員の発言を聞くだけです。 たまには人をネタに記事を書いてみようと思います。

言いたいことをハッキリ言わないと論旨が伝わってきませんよ

 保守系のベテラン、菱川議員の一般質問で、教育について教育長の見解を問うというのがありました。曰く、考えられないような事件が続発するのは、教育に問題があるからではないか、親たちが成っていないから家庭には期待できない、学校の役割が大切だ、どうする、というもの。

 他にも、たとえば、「感謝の気持ちを教えることが大切だ」という説も述べられました。これを聞いて思ったのは、自民党が目指している学校教育での修身の復活を求めているのか、ということ。しかし、自分の目指すことをハッキリ言わず、自分が捉えている現状説明への教育長の見解を求めるという質問だったためか、教育長は答弁に苦労していました。

 なんでハッキリと自民党の政策の具体化を求めなかったの、と後で菱川さんに聞いたら「そんなことは知っているものとして聞いた」という答えが。内容の良し悪しは別にして、何を求めているのかハッキリと聞かれたほうが、傍で聞いててもよく分かるし、なによりも答弁者が「そう思う」とか「違う」とか答えやすいのに。

 自民党の議員としては、答弁で否定されることを恐れていたのでしょうか。

 それにしても「このごろは親もおかしい」という発言には、私もカチンときましたよ。思わず「俺も親なんだけな」と言ってしまいました。 去年の教育基本法改悪にしてもそうですが、家庭や社会への統制を強めたいというのが、自民党の言うところの「教育改革」の実態です。「感謝の気持ち」など、誰でも同意するような意見を持ち出して、家庭などに「あるべき姿」を押し付けてくるのが特徴です。このような流れに負けないように、憲法擁護のたたかいなどで頑張りたい。

報酬と議員定数は別問題だと思うんですが

 また同じ議員の宣伝になってしまうんですが。報酬の決め方についての質問で、「定数を22から20に減らしたのに報酬は据え置きだった。東郷町の財政は助かったと思うが」という発言がありました。

 定数とは、選挙区内での民意の汲み上げ方、もっと言えばどの程度まで少数意見を汲み上げるのか、という問題です。議員報酬は、職責への対価です。よく「議員を減らして報酬を上げたら」という意見を言う議員がいますが、関連性のない2つの事柄を結びつけるのは如何なものかと思います。

 当局側の答弁でも気になることが。議員報酬は職責への対価で生活給ではない、というもの。確かにそうかもしれませんが、だったらなぜ、公務員の給与の動向なども参考にするのでしょうか。生活給としての実態があり、それに見合った報酬とは、という観点があるから、消費物価指数なども参考にしているのでは? 「子育てしながら生活を支えることができる額が必要では?」と質問への答弁だけに、余計に気になりました。

 私の見解ですか? やはり労働者の代表を議会に送り出すためにも、生活を支えられる報酬額は必要だと思っています。でないと、経済的に余裕がある人や資本家、主婦、年金生活者の代表が議会に出ることができても、私のように会社をやめることになってしまっても議会に出よう、ということは大変だと思います。

 更に言えば、ボランティア気分や片手間で町政の重要部分に携わるのはどうかと思う。やはりプロ意識を持って取り組みたいと考えています。なかなか言うだけのことをするのは大変ですが。

コメント
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