東郷町民会館で「第５６回 社会を明るくする運動記念講演会」が開催されたので、出席しました。
写真は講演の前の式典で挨拶する町長。
さて、記念講演会の講師は、傍示本の円盛寺の住職で弁護士の石川悠雄（いしかわゆうゆう）先生。
弁護士活動を通じて犯罪を犯してしまった人を更正させたことなど、実体験に基づくお話をされました。
先生が「今日、みなさんに伝えて欲しいこと」と言われたことのうち、私も強く共感したことは「話を聞いてあげること」ということ。自分が担当した被疑者で、だれからも話をまともに聞いてもらえないことから、すねてしまっていた少年がいたそうですが、石川先生があれこれ聞き返したりせず、ただ話を聞いてやってるうちに、少年の顔つきも変わり、「悪いことをしてしまった」と素直に反省し、被害者への償いもしたそうです。
社会生活では基本だと思いますが、案外そうはなっていないのかも知れません。自分のことばかり考える人が多い殺伐とした世の中が、「人の話をよく聞く」という基本を守れば、明るくなるかも知れないと思いました。
