かちこのアメリカ奮闘記その後

アメリカの大学院での登録栄養士(RD)を取得、帰国して日本の病院でNST奮闘中

メニュー作成の課題

2009年10月18日 | 日記
アメリカの大学は宿題が多いというけど、やっぱりうわさ通りでした・・・。

今一番苦労しているペアの課題はある病院のある患者を想定して
一週間分(朝・昼・晩)のメニューをつくるというもの。

ひとつのメニューだけじゃなくて、
メインは2種類から選択できるようにしなきゃいけないし、
メニューはすべてかぶっちゃいけないし
毎食飲み物とかパンまで全部変えなきゃいけないので
大変です。

さらに色取りやテクスチャー、カロリーなど
いろいろ考え始めたらあっちこっちに欠点が出てきて
必死で修正しています。

カロリー計算も日本とは違うソフトを使うのでまたこれも勉強中。
すでにいろんな加工食品の栄養価が入っているのにはびっくりです。
(日本のも最近はそうなのかな?)冷凍アップルパイと選択すると
すごい種類のブランドの製品から選べます。

あと、一番びっくりなのは患者の必要カロリーより20%~25%くらい多めに提供するのが通常ということです。

病院の食事をすべて食べる人はほとんどいないというのが基本概念らしい。

でも私日本で入院してたときはトータルカロリーが
私に合ったカロリーに設計されてて、私全部食べてたから
ほんと国が違うといろいろ違うなと思いました。

しかも、たとえば昼のメニューは 

飲み物・サラダ・スープ・シリアル・主菜(たんぱくと炭水化物が必要)
・パン・デザート・フルーツ 

をすべて一品ずつ提供しないといけないの。
だからうっかりすると、

オレンジジュース、クラムチャウダー、シザーサラダ、コーンフレーク、
クラブサンドイッチ、シナモンロール、チョコレートプリン、ぶどう・・・

となっちゃうわけ。どう考えても多すぎでしょ!

だいたい、デザートとフルーツのどちらも提供しなきゃいけないってのが
よくわからない・・・。
さらにパンとシリアルどちらも提供しなきゃいけないってのもわかりません。
まあ、国でそう決まってるから教授に文句いっても仕方ないんだけど・・・。

メニューを作成してから栄養価計算をして、さらにそれを分析して
レポートで批評しなきゃいけません。
患者さんに提供するメニュー(フレンチレストランみたいにおしゃれなもの)
も7日分作成して提出しなきゃいけないので、道のり長し・・・。

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