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坂東玉三郎―歌舞伎座立女形(たておやま)への道

2010-07-06 | 読む・歌舞伎
坂東玉三郎―歌舞伎座立女形(たておやま)への道 (幻冬舎新書)
中川 右介
幻冬舎

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『不世出の女形、六代目歌右衛門が劇界に君臨する一九七〇年代、類稀な美を煌めかせ、五代目玉三郎は現れた。三島由紀夫らに見出された彼は、目映い美貌とその才能で、大衆から熱狂的な支持を得る。一方。女帝・歌右衛門をなお「至高」と讃える劇評家たちは、玉三郎を酷評し、女帝も彼を拒絶し続けた。かつて伝統と秩序の中で疎んじられた玉三郎は、いま立女形として劇界の頂点にいる。これは未曾有の奇跡なのだ。彼はいかにして歌舞伎座のトップに上りつめたか―。葛藤と相克の四十年。 』


私は歌右衛門さんに間に合わなかったのだけれど、玉三郎さんにも間に合わなかったのだと思っている。
本書で描かれるところの時分の花だったころの玉三郎さんを見ることはもうできない。

しかし、ただ単に資料を集めて恣意的につなぎ合わせるだけで1冊の本になるとはね。

今、時分の花の女形って誰なんでしょうね。
ちょっと前は菊之助だったけれど。
真女形は絶滅危惧種を通り越してしまったのかもしれない。





コメント
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