ハーレー乗りのアウトドア

仕事中も週末のことで頭がいっぱいのダメな社会人です。。

2007年4月7~8日 雲取山登山

2007-04-09 | 山登り
今年は暖冬ということもあり、4月に入って奥多摩なら春山だろうと思い、2泊3日で縦走する予定を立てた。
予定では、鴨沢バス停~雲取山~長沢背稜~御岳駅の縦走で、この間約15のピークがあるロングコースである。

【コースタイム】

【1日目】
鴨沢バス停(540m) 9:20 → 七ツ石山(1757m) 12:00 → 奥多摩小屋(1760m) 12:50 → 雲取山(2017m) 13:45 → 雲取山荘(1850m) 14:15(泊)
【2日目】
雲取山荘(1850m) 7:00 → 芋木ノドッケ手前 7:50 → 雲取山荘(1850m) 8:50 → 雲取山(2017m) 9:20 → 奥多摩小屋(1760m) 10:00 → 七ツ石山(1757m) 10:45 →鷹ノ巣避難小屋(1560m) 12:00着 12:30発 → 鷹ノ巣山(1736m) 12:55 → 東日原バス停 15:00 → 奥多摩駅(340m) 16:40


【1日目】

エスケープすることも考え、今回も電車とバスを乗り継いでのアプローチにした。まずはJRを乗り継いで奥多摩駅を目指す。そこからは鴨沢西行きのバスに乗り、鴨沢バス停で下車。自宅からはここまでは約2時間半の工程である。


バス停からの歩き始めは、しばらく緩やかな登りが続く。この頃はまだ完全に春山である。


登り始めて1時間程で水場の看板を発見!!


行ってみると石で作られた水場があった。雰囲気も良く美味しい水であった。


標高1500m辺りから雪道になった。春山のつもりで来たので、アイゼンもストックも持ってきていない。この先はビビリながら進むことになる。


2時間強で七ツ石山小屋に到着。この山小屋は素泊まりのみ利用可能である。奥多摩にはこのように素泊まりのみの山小屋や、避難小屋が充実しているので、長期工程の計画が立てやすい。今回計画した工程もテント1泊、避難小屋1泊の予定であった。


2時間半程で七ツ石山に到着。天候はこの頃から曇ってきた。


七ツ石山を越えると、更に雪深くなってきた。踏み跡がしっかりしているので、迷う心配が無いのと、悪路では無いのでアイゼンなしでも問題はない。但し、雪は体力も時間も1.2倍くらい余計に奪ってしまう。


4時間半程で雲取山に到着。山頂にも避難小屋があり、今日の宿泊はここにするか、先にある山荘にするか悩んだが、水場が無いので山荘にすることにした。奥多摩の避難小屋にはトイレも完備されていることが多いので、水さえ調達できれば避難小屋でも快適に過ごすことができる。


曇っていたので山頂からの眺望はなし。


山頂から30分程下ると雲取山荘がある。夜は寒そうだが山荘には泊まらず、テント泊にすることにした。


テント場に行ってみると、先客が雪かきした跡があり、それをそのまま利用させてもらうことにした。


今年初めての雪中キャンプとなってしまった。テント泊は0度くらいの準備なので、断熱シートなども持ってきていない。果たして寝られるのであろうか???
当たり前だが、テント場に自分以外のテントは無かった。


水場の蛇口は凍り付いているので、バケツからヒシャクですくう。


この頃から天候は曇りから雪に変わってきた。


寒いのでトイレ意外はテントにこもることにした。食事の準備もフライの中である。


夕食は横須賀カレーである。食事が済むとPM7時くらいだが、寒いので寝ることにした。テントの中でも手が凍えるのである。
ちなみに寝具の装備はテント(グランドシートも無し)に2.5cmのマットにシュラフにインナーシーツだけだ。完全に春山の装備である。こんなことなら銀マットを追加すれば良かった!!


【2日目】

夜中はマイナス何度だったのだろうか?
2時間毎に目は覚めたが、意外にも良く寝ることができた。寒くて寝られないということは無かった。寒さに強い自分にビックリである!!
足元だけは寒かったので、マットの上にザックを敷いて、マットからの冷気をシャットアウトしたお陰だろうか。


昨日の夕方からの降積もった雪でテントは真っ白になっていた。それより、いつの間にかテントが2張り増えている。山荘が目の前にあるのに、物好きがいるものだ!!


朝食はコーヒーと昨日の残りご飯でお茶漬けにした。今回もアルファ米ではなく、生米にした。鍋を占有してしまい、面倒ではあるがやはり美味しい。


テントからの景色。山荘の横がテント場になっている。朝から晴れていたので、心配ではあったが予定のコースを進むことにした。


朝は7時に出発。ここから先は昨晩に雪が降ったせいもあり、更に雪深くなってきた。目標地を見定めながらさらに進むことにする。


長沢背稜への分岐を過ぎると、踏み跡は全く無くなってしまった。雪は膝ほどの新雪である。しばらくは勾配の少ない稜線を辿るが、芋木ノドッケを手前にして、勾配が急になってきた。登山道は外していない自信はあるのだが、この先の道が見当たらない。下りになったら道を外してしまう心配もある。しかもアイゼンもピッケルもストックも手袋も持っていない。そう思うと急に心配になったきた。10分程悩んだが、諦めて戻ることにした。


昨日通った雲取山の山頂に戻ることに。出発した山荘に戻るのに1時間50分程掛かったので約2時間のロスである。まぁ昨日見られなかった山頂からの眺望を望むことができたので良しとしよう。


七ツ石山までは昨日通った道を戻り、そこから鷹ノ巣山に向かうことにした。鷹ノ巣山の麓にもトイレ付の立派な避難小屋がある。


ちょうど12時だったので、ここで昼食にすることに。本来なら夕食で食べる予定のラーメンにした。


鷹ノ巣山の山頂は中高年の登山者で混雑していた。2泊の予定を1泊に変更し下山することにした。


下り始めて1時間程で雪は無くなった。久しぶりの無雪の登山道である。


この橋を渡ると日原バス停に到着する。バス停に到着し時刻表を確認すると、10分前に出発したばかりで、次の出発まで1時間15分もある。奥多摩駅まで約8km。10分間悩んだ末、歩いて駅に向かうことにした。


途中の川原に天然記念物の日本カモシカを発見!!日本カモシカを見るのはこれで2回目である。
駅に到着する直前にバスに抜かれてしまった。これではバス料金の410円を節約しただけである。何のために歩いたのだか。。。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なじょですかぁ~ (moto)
2007-04-09 21:04:56
こんばんわ、、近ごろテン泊にハマッてますねぇ~!
僕も連休が欲しいです(泣)

トレースが無くなると心配になります。登りはともかく下山は怖い。。あと少しあと少しだけって成りがちですが、道の分かるうちに引き返すのは正解だったと思います。。

8km・・・410円、しかも直前にバスに抜かれたってのは笑えました。。
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ひえぇぇ~~ (きむ)
2007-04-09 21:12:29
とても4月だとは思えない光景ですねー!!!
僕だったら雪が見えた瞬間に180度ターンして引き返します(爆)
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なじょですかぁって??? (BUCO)
2007-04-09 21:46:16
>motoさん
山は日帰りよりも泊まりの方が楽しいんです。
間違って違う尾根に入ってしまうととんでもないことになってしまうんですよね。
月曜日に休暇を取っていたのですが、ただのサボりになってしまいました。
密かにバスと勝負していたので、ショックだったー。

>きむさん
自分でもびっくりの光景でした。
根がビビリなので、あっさり引き返すことにしました。
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ビビリが安全かも~ (masa)
2007-04-10 00:11:25
BUCOさん、こんばんわ~。

すんごい中身の濃い~登山&キャンプでしたね~。まだ山中でキャンプしたことないので、あこがれますなぁ。

一人の登山だと、いろんな場面で判断を迫られたときに誰にも相談できないんですよね。その都度一人で的確に判断していかないと、後でえらい目にあうんですよね。BUCOさんの判断力、すごいわぁ。

それにしても、春仕様のテン泊でよく凍死しませんでしたねぇ。(爆)
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判断力ではなくビビリです (BUCO)
2007-04-10 21:27:24
山でのテント泊はいいですよー

但し、行く時期は見定めた方がいいです。
寒い時期にわざわざ寒い所でキャンプすること程バカらしいことはないので。。。

持って行ったものは全て使用して寝ました。タオルは首に巻いて、雨具は頭まで被ってといった具合です。
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よかったら来てください (バイクツーリング情報&SNS《ライパラ》の管理人)
2007-04-21 09:16:22
バイク好き専門のコミュニティサイト「バイクツーリング情報&SNS~ライパラ~」を作ってみました。
http://ripara.net/
Yahoo!ディレクトリにも登録されちゃいました(^-^)v。良かったら遊びに来てくださいね。
(宣伝失礼しましたm(_ _)m)byヒロッシ
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