軽井沢ル・ボン・ヴィボン

東京・吉祥寺の南欧料理Le Bon Vivantの姉妹店、軽井沢ル・ボン・ヴィボンのブログです。

Bonne Annee!

2012年01月03日 | お店のこと

明けましておめでとうございます。

新年のご挨拶、遅くなりました。

皆様にとって、幸せいっぱいな年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。


僕は毎年、最初の更新で「新年の抱負」を語っているのですが、
今年はまだ相応しい言葉が見当たりません。

それよりも(…と言って良いのかどうか)、
このクリスマス~年末年始が終わって、心の中で今思っている事の方が言葉になりそうです。
「僕は今フランス料理を作っている」
と言う気持ちを強く感じています。

当たり前だろ?って言われそうですが
そうでもないんです。
つい最近まで、僕の店は「イタリアン」と呼ばれていたのですから。

…先日、良し悪しは別として
お昼に、パスタ料理の注文がまとめて入った日があります。
実はこの状況、久しぶりでした。
もうてんてこ舞いで、とても違和感がありました。
いやもう違和感のレベルじゃなく、どうすればよいのやら??レベルです。

3年前、最初はこわごわと始めた「脱イタリアン」でしたが、
完成形まで来たような気がします。
とうとう「心」が完全にフランスに切り替わりました。

イタリア料理がネガティブなわけではありません。
元々Le Bon Vivant(ル・ボン・ヴィボン)はフランス(南欧)料理なのです。

吉祥寺Le Bon Vivantで修行中に
イタリア帰りのシェフと共に長い期間、仕事をした事が礎です。
だからイタリアンも好きでした。大切にしていました。

イタリアも「南欧」の範囲には入っているのですが、
料理のスタイルが全く違うので、
一つのレストランで全部は一緒にできないんです。

クリスマスメニューで、旅の軌跡~デギュスタションをやりましたが
今年の流れは、その延長線上でしょう。
僕の中で「ワクワクするもの」を形にしたいと思います。

鴨を焼いているとワクワクします。
フォアグラをマリネする時の香りは「あの景色」が蘇って、ドキッとします。
仔羊の匂いは草原の匂い。
赤ワインを煮詰めると、あの街の風景を思い出します。
チーズの熟成香はあのフロマージュリーかな…。

これがすごく、すごく、楽しいんです。
そして、僕自身が皆様に共有して欲しいと心から思えるもの。
そういうものを作れたらいい。

今年のテーマは漠然とそんな感じなんです。

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