震災から1年「ツヨイキモチ」を持って・・・7

　中京の芝のレースで内枠の差し馬が一週間で内が開かなくなり、馬券に絡まなくなった。内から外に出した馬では届かず、それならまだ外をずっと回った馬が届くような競馬が続いた。まぁ馬場のこともあるだろうから、一概に言えないが、これだから競馬は面白い。ちなみに今日は芝では全くだめであったが、ダートレースの中京メイン【伊勢特別】で3連複万馬券をGETした。
　重賞ではないが今日の【アネモネＳ】を簡単に振り返る。勝ったのは、北村宏司騎乗の１番人気パララサルー（牝３歳・国枝）。直線で豪脚を繰り出して３連勝。タイムは1分39秒6。1馬身1/4差の2着には直線でいったんは抜け出した10番人気マイネエポナが入り、上位２頭は【桜花賞】の優先出走権を獲得した。2番人気に推された【フェアリーＳ】勝ち馬トーセンベニザクラは5着、僕が推奨したチェリーメドゥーサは直線伸びず6着に敗れた。

　いやぁそれにしてもパララサルーは強かった。後方馬群で脚を温存したパララサルーは４角を14番手で周回すると、直線大外を一閃。タフな不良馬場を苦にすることなく急坂を駆け上がると、完全に勝ちパターンに持ち込んでいたマイネエポナをゴール直前で一気にかわし去った。これで未勝利勝ちからの３連勝。ハナズゴールに続いて、関東から“乱桜”に拍車をかける新星がまた一頭出現した。パララサルーは、父ディープインパクト、母タンタスエルテ、母の父Ｓｔｕｋａという血統。通算成績４戦３勝。

　明日の予想。まずは中山メイン【中山牝馬S】は14番ドナウブルー。初めての長距離輸送となるが、休み明けからの充実は本物。デムーロ兄弟にとっては思い出の馬で、Ｃデムーロは明日がひとまず短期免許の最終日となり、気合の入るところ。相手は実力馬の5,15番だが、面白いと思うのは7番オールザットジャズ。2走前に馬が変わったと思ったら、準オープンも快勝。53㌔なら一発はある。東北支援競争で15番ホエール「キ」ャプチャ→7番オールザットジャ「ズ」、6番アプリコットフィ「ズ」→ド「ナ」ウブルーの「キズナ」馬券ってどう？
　阪神メイン【フィリーズレビュー】は16番イチオクノホシ。確実に繰り出す末脚は魅力。【阪神ＪＦ】の4着も4番アイムアユーズを0.4秒上回っているし、【クイーンＣ】は位置取りが悪かっただけ。蛯名も仕掛けミスだけはやらないだろうから、自信の中心馬。相手は叩き台と思える4番より、8番アンチュラス、ダートなら相当強い1,2番も今の馬場なら・・・。
　中京メイン【中京スポーツ杯】は12番レオプライム。京都で善戦してきたが、この馬圧倒的に左回りの方が走りのいい馬。おまけにバクシンオー産駒なので小回りがいい。本当のことをいうと、元の中京が良かったのだが、それでも今の中央の馬場でいちばん合うのは中京。狙わずにはいられない。相手は8,16番。

　ここ3日間で中京の1200ｍ芝はバクシンオー、２０００ｍ芝はマンハッタンカフェ、１８００ｍはキンカメ産駒。ということで中京10Rは9番ホッコータルマエでどうだろう。

　明日で東日本大震災から1年。中京６Ｒ13番に「ツヨイキモチ」という馬が出走している。とりあえず各場のメインは13番を買っておこう。

 

事なかれの僕が遭遇した人たち

　今週は変な人と遭遇することがあった。
まずは3/6の夕方のこと。辺りは薄暗くて市ヶ谷駅近辺の外堀通りを歩いていた僕は思わず大きな声を挙げてしまった。

「わっ！」

　東京にお住まいの方はご存じだろうと思うが、市ヶ谷見附のところによくドラマなどでも登場する釣り堀がある。それを左手に観ながら市ヶ谷駅に向かっていた僕の脇から突然お堀の土手を這い上がってきた男が現れたのだ。いきなり手摺に“ニョキ”と手が伸びて・・・。驚きの声はその時のものだが、僕の後ろにいたサラリーマン風のふたり連れもその男に驚いたのか、驚いた僕に驚いたのか、僕と同じく

「わっ！」

と声を挙げた。這い上がってきたのはチェックのシャツにジャンバー、下はジーンズ姿の若い男。
「こいつは何者？」

僕が驚きのあまり後ずさりしてその男を注視する。しかしその男はピョンと外堀通りの歩道に上がると、そのまま何食わぬ顔で飯田橋方面歩いて行ってしまった。
「一体なんだったの？」
結局その男がどんな人で、どうしてそこにいたのかも分からず終い。そのあと2回ほど同じような時間にそこを通ったが、その男に遭遇したのはその時だけだった。今では
「どこから来たの？　何やっているの？」
と聞いておけば良かったと事なかれ主義の僕は悔いが残るばかり。誰か、この謎の男を知っている人いませんか？
　
　次の日、水曜日のことだ。飯田橋から千葉方面行きの総武線にPM5:00前に乗った。車内はまだ通勤ラッシュ前でそんなに混んでいない。混んでいる車両でも6人ほど立っているだけだ。そんな電車に普通に乗り込む。勿論、“座れれば座ろう”と思って・・・。

「あれっ、この車両だけ以上に空いているじゃん？」
そう思った瞬間だった。異常臭が臭ってきた。
「うっ、臭い」
よく見ると公園でよく見るホームレス風のオジサンが車両の真ん中のドア近くの席に座っている。当然その回りには人はおらず、そのオジサンが座っている7人掛けの席に座っている人もいなかった。辛うじて対面の席に二人座っているが、二人とも鼻をばれない様に押さえている。僕はその車両のそのオジサンからいちばん遠くのところがたまたま空いていたのでその席に座った(優先席であったが・・・)。ただそこまで離れても臭いは届く。とにかく希望はそのオジサンが降りることを祈るだけである。しかしそのオジサンさんは、なかなか降りない。そうなると、駅間が長く感じる。駅に着いてドアが開くのが待ち遠しい。
　ところが、駅で電車に乗ってくるお客が面白い。空いている席に一目散に向かって乗って来るものの、あまりの臭いに座るのを断念する。次から次へと・・・。それでも悠然と座っているオジサン。なんとシャツを捲り、肌をボリボリ掻きだす。なんとなく」臭いは増したような気さえする。結局オジサンは錦糸町で降りたのだが、僕がそのオジサンと一緒に電車に乗っている12分は苦痛そのものであった。ただオジサンが下車してからもその弊害は続く。
　そのオジサンが降りた席に人が座ろうとするが、残り香に躊躇する人が続出するのだ。そんな中、鼻が悪いのかひとりの男性がそこに座った。
「凄い！」

　僕はそう思ってその男性を見つめた。平然として携帯を見始めた彼だが、ここで彼にとっては悲惨な現象が起きた。次から次へと電車に乗り込む人が、その残り香を彼が発生していると思っているのだ。睨みを利かせるオバサン、女子高生。まぁ睨まれている本人は携帯の画面に一生懸命で気づいていないからいいと思うが・・・。
「皆さん、悪臭の犯人はその人ではないですよ」
と心の中で叫んだ事なかれ主義の僕であった。

　では明日の予想。まずは中山メイン【アネモネS】。本命は８番チェリーメドゥーサ。前走も狙ったが大外でロスの多い競馬だった。それでもメンバー1の末脚を使って僅差の5着だった。この馬、前回も書いたが父シックスセンスそっくりの馬。まだまだ伸びる逸材と思っている。道悪もシックセンス×BTならこなせると思うが、終い一気の競馬だとつらい。田辺も前走のことがあるだけに少しは前の位置にいるだろう。相手は中山マイル得意のダイワメジャー産駒の5,12番。
　阪神メイン【ポラリスS】は14番オオトリオウジャ。本当なら直線の長い府中がいいのかもしれないが、道悪なら一発があってもいい。とにかく嵌った時の脚は強烈で、鞍上も小牧太なら文句はない。相手は2枠の2頭。鞍上も協力だ。
　中京11R【伊勢特別】は芝替わりが吉とでそうな8番マイネルプリスマ。芝では一歩足りなかったが、父クロフネを考えればダート替わりはいいはずで、芝も走れる脚力は重馬場で脚抜けがよければいい方向に出る。相手は9,14番。
　中京からは最終レース【刈谷特別】も面白そう。1番マックスストレイン。先週二日間の芝のレースで感じたのは内枠の差し馬が狙い。その点2番ロジフェローズも魅力だが、転厩緒戦というのも人気の盲点で配当的に魅力だ。

　　日曜日であの大震災から一年。早いものである。この一年福島や東北の人にはもうしないが、それでも日本の底力を思い知った感がある。こうやって毎週競馬が幸せを感じて今週は馬券を買う。JRAによると日曜の競馬は『東日本大震災被災地支援競馬』として開催されるというので、皆さん馬券をたくさん買って被災地に義援金を贈りましょう！

伏兵の一日

注目の男子ロンドン五輪代表最終選考会を兼ねた『びわ湖毎日マラソン』が滋賀県大津市の皇子山陸上競技場を発着点とする42.195㌔のコースで行われ、ケニアのサムエル・ドゥング（愛知製鋼）が2時間7分4秒で優勝した。日本人では一般参加の山本亮（佐川急便）が競技場内で中本健太郎（安川電機）を逆転し、2時間8分44秒で日本人トップの4位に入り、ロンドン五輪の有力候補に名乗りを挙げた。注目の五輪代表の座を狙った堀端宏行（旭化成）は終盤失速し11位、箱根の元祖山の神・今井正人（トヨタ自動車九州）は中盤で脱落した。尚、初マラソンの出岐雄大（青学大）が30キロまで先頭集団に付く積極的なレースを見せて、９位に入った。
　これで男子のほうは選考会が終わったが、藤原新と山本亮が確定か。あとは前田と中本、堀越の中で選ばれるのだろうが、世界を相手にするなら器の大きさで堀越が面白いが、今日が負けすぎで・・・。ということは前田の安定感となるのだろうか。
　
 伏兵が勝ったマラソンに続けと【第49回弥生賞】も伏兵馬が勝利した。勝ったのは柴田大知騎乗の９番人気コスモオオゾラ（牡３歳・高橋義博厩舎）。好位から抜け出して重賞初制覇を飾った。勝ちタイム2分3秒9（稍重）。1馬身1/4差の2着には僕が推奨した3番人気トリップ、さらにクビ差の3着に5番人気アーデントが入り、上位3頭が【皐月賞】の優先出走権を獲得した。尚、１番人気に支持されたアダムスピークは直線で伸びを欠いて8着に敗れた。
　ゴールの瞬間、柴田大知がド派手なガッツポーズ！会心の勝利だった。前半1000ｍ通過53秒1のスローぺースのなか、コスモオオゾラの位置取りは好位の5番手。　直線では鞍上の叱咤に応えて力強い伸び。内から伸びるトリップとの追い比べを制すと、1馬身1/4差をつけてゴールに飛び込んだ。レース展開、馬場が向いたといえばそれまでだが、鞍上の絶好の騎乗に、それに応えた馬の図太さ&力強さは本番でも無視できない走り。切れ味勝負でなければひょっとするかも・・・。中山も合う。逆に2着のトリップは絶好の展開でコスモオオザラに追い負け。本番でも力のいる馬場にならないと苦しいだろう。3着アーデントも枠、展開が味方した。ただ本番ではこれ以上だと荷が重そうに思う。　
　コスモオオゾラは父ロージズインメイ、母マイネシャローナ（母父コマンダーインチーフ）という血統。通算成績6戦3勝。重賞初勝利。ロージズインメイ産駒はJRA重賞初勝利。柴田大知はJRA重賞5勝目。平場は’97年【ラジオたんぱ賞】のエアガッツ以来2勝目となった。管理する高橋義博調教師はＪＲＡ平地重賞初勝利（’10年【中山大障害】のパシケーン以来2勝目）。

　一方、新装中京競馬場初の重賞、【第48回中日新聞杯】は松山弘平騎乗の6番人気スマートギア（牡7歳・佐山優厩舎）が快勝した。勝ちタイム2分2秒2（良）。1馬身1/4差の2着には僕が推奨した9番人気ダンツホウテイ、3着には1番人気ダノンバラードが入った。レースはエーシンジーラインが軽快に逃げる展開。スマートギアは道中、中団に待機。4角が近づいたところで徐々に上がっていき、外から瞬発力を爆発させ、直線半ばでエーシンジーラインをかわし先頭に立った。そのあと、ダンツホウテイらが鋭い脚で追い上げたが、後塵を振り切り、勝利を収めた。スマートギア、ダンツホウテイの１,2着コンビにとっては直線が延びた恩恵を受けた形。特に松山はスマートギアと馬が合うようで、文句ない騎乗ぶりであった。２着ダンツホウテイはチークピーシズの効果がここ２戦出てきた。これならGⅢあたりなら・・・。ただ両馬とも７歳馬。先は期待できない。枠の不運に泣いたのは３着ダノンバラード。凄い脚で追い上げてきたが・・・。ただこの馬はなぜか勝負弱い。
　勝ったスマートギアは父マーベラスサンデー、母スケアヘッドライン（母父パドスール）という血統で通算成績33戦5勝。重賞は初制覇。マーベラスサンデー産駒はJRA重賞１３勝目、ただしそのうち５勝が障害重賞である。鞍上の松山は嬉しいＪＲＡ重賞初制覇。佐山優調教師は【中日新聞杯】初Ｖ、JRA重賞は’10年【北九州記念】のメリッサ以来２３勝目となった。

　国内女子ゴルフ【ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント】は昨年のプロテストに合格したばかりの新人・斉藤愛璃（22歳）が、三塚優子、イ・チヒ（韓国）とのプレーオフを制し、2012年の開幕戦でツアー初優勝をマークした。こちらも伏兵の勝利。この斉藤は昨年の国内女子ツアーのプロテストに16位タイで合格し、今季のツアー出場資格をかけたクオリファイでも31位に入り、先日にはThink Padなどノートパソコンを中心に展開する『Lenovo』とスポンサー契約を結んだばかりだった。アマチュア時代に日本代表メンバーに加わるなど、ジュニア時代から期待される選手だったとはいえ、この強運は今後も注目をしたい。それにしても彼女と契約した『Lenovo』はホクホクだろう。どっちも凄い！

 

 

明日こそは・・・

 仙台は雪景色でした。一年に一度の友人の墓参りとその雪景色で心が洗われました。
と思わないと、最近の競馬の不調が復活できなそうで・・・。その証拠に今日の競馬にしても収支的にはやや負けで終わったが、重賞は全く話にならなかったし・・・。明日からは違いますよ。多分・・・。
　では今日のその重賞を振り返る。まずは【第19回チューリップ賞】。勝ったのはC・デムーロ騎乗の４番人気ハナズゴール（牝３歳・加藤和宏厩舎）。直線で一気に豪快に突き抜けて重賞初制覇を果たした。勝ちタイム1分35秒5。2馬身半差の2着には直線で食い下がった3番人気エピセアロームが入り、1番人気に推された昨年の2歳女王ジョワドヴィーヴルは直線伸び切れず3着に敗れた。なお、上位頭には【桜花賞】の優先出走権が与えられる。
　いやぁ驚きの末脚だった道中は中団を進むジョワドヴィーヴル、ジェンティルドンナ、エピセアロームの重賞ウイナーの直後を虎視眈々と追走。直線では内で伸びあぐねるジョワドヴィーヴルや、外めをしぶとく伸びるエピセアロームを大外から一気。メンバー最速の34秒0の末脚目を疑った。3歳牝馬のレースはどうしても「よーいドン」のレースが多くなるが、この末脚はそんなレースにピッタリ。本番でも楽しみだ。2着のエピアセアロームは横綱のレースぶり。ただ今回は勝ち馬が凄かった。本番ではもっと特徴がないとキツイか・・・。3着のジャワドヴィーヴルは本番までに揉まれる競馬を経験したことはプラス。ただ飛ばなかったのは久々のためかどうかは不明。僕が推奨したスピークソフトリーは好位からの競馬で5着。この競馬はきっと【オークス】に繋がる。馬券は獲れなかったが満足の予想だった。尚、【チューリップ賞】が重賞に格上された’94年以降、関東馬が優勝したのは今回が初めてのことである。

　勝ったハナズゴールは父オレハマッテルゼ、母シャンハイジェル（母父シャンハイ）という血統。通算成績5戦3勝。重賞初勝利。オレハマッルゼ産駒も重賞初勝利というか、重賞出走もこれまではメイショウダビンチの2走あるだけだった。鞍上のＣ．デムーロは同レース初制覇。重賞は【京都牝馬S】のドナウブルーに続く2勝目。管理する加藤和宏調教師は開業８年目でのＪＲＡ重賞初勝利となった。

一方【第７回夕刊フジ賞オーシャンステークス】は藤岡佑介騎乗の9番人気ワンカラット（牝6歳、・藤岡健一厩舎）が’10年【キーンランドＣ】以来1年半ぶりの勝利を挙げた。勝ちタイム1分9秒2（重）。2着は5番人気グランプリエンゼル、3着には14番人気ベイリングボーイが入り、3連単266万1,980円の大波乱となった。なお、1番人気カレンチャンは4着、僕が推奨したエーシンヴァーゴウは10着に敗れた。昨年、重賞5戦に参戦するも勝ち星を挙げられなかったワンカラットがスプリント女王カレンチャンら強豪を退けた！そのワンカラットだが、道中は中団の内を追走。余力十分に内から直線に進入すると、一気に進む。危なげなく外から迫ってくるグランプリエンゼルを3/4馬身差抑えてゴールした。’10年サマースプリントチャンピオンに輝いたワンカラットは、’11年６月に左前蹄骨を骨折。復帰後はなかなか勝ち星に恵まれなかったが、ここで復活。陣営の努力の賜物だが、これで【高松宮記念】の有力候補に躍り出た。2着のグランプリエンゼルもここに来て充実が凄い。どんなレースでも上位に来れる底力は本番でも侮れない。一方4着に敗れたカレンチャンはやはり56㌔と久々が響いたのではないか。ただこれまでのように断然ではない。僕が推奨したエーシンヴァーゴウはこの時期は走らないのではないか。それても力が・・・。
　ワンカラットは父ファルブラヴ、母バルドウィナ（母父Ｐｉｓｔｏｌｅｔ　Ｂｌｅｕ）という血統。通算成績26

戦5勝。重賞は’09年【フィリーズＲ】、’10年【函館スプリントＳ】、【キーンランドＣ】に続き4勝目。ファウルラヴ産駒はJRA重賞8勝目（今年は初勝利）。藤岡健一調教師、鞍上の藤岡佑介ともに【夕刊フジ賞オーシャンＳ】は初制覇。藤岡調教師はJRA重賞8勝目、藤岡佑介は20勝目となった。

　では明日の予想。きっと流れが向くはずである。まずは中山メイン【弥生賞】。本命は2番トリップ。岩田が8番フェノーメノに乗って実力の割には人気が落ちるこの馬について名将松田博師が「権利ぐらいは獲れるだろう」と断言。腐っても【ラジオNIKKEI賞】1番人気の馬、ここで走らないと次がない。調教では2歳女王ジョワドヴィーヴルを2週に渡って翻弄した調子良さも買いの材料。相手は名手が騎乗する8,12番。
　阪神メイン【仁川S】は6番ナニハトモアレ。前走も末脚はいい足を使っているが、明らかに太すぎ。汗取り効果で馬体は絞れるはずで、距離は十分に対応できる。心配は相変わらず鞍上のアンカツだけだが、人気薄の方が気楽に乗れる分いいかも・・・。相手は4,14番。
　中京メイン【中京記念】は傾向がわからないが、今日の中京のイメージはダートが先行馬、芝は指し馬という感じに思えた。そう考えると前走メンバー一の末脚で4着に突っ込んだ3番ダンツホウテイで何とかならないか。前走は出遅れたが、器用な脚もあるし、ここ3戦着差ほど負けておらず、一発を期待したい。鞍上の吉田豊は今日も中京で乗っており、馬場の感覚も摑んでいる筈。相手は17,1番。

　そういえば最近の注目はオセロの中嶋。今週は法廷に現れるどうかに注意が注がれた。「ホウテイ」の文字に・・・。
　昨日書いたように5名の新人騎手が今日デビューし、栗東の中井裕二(長浜博之厩舎所属)が、中京8Rを1番人気のニシノマナザシ(栗東・須貝尚介厩舎)で制し、勝ち上がり同期一番乗りを果たした。中井は、中京3Rのデビュー戦でも、3番人気のギルドマスター(長浜博之厩舎)に騎乗して3着と気を吐いた。明日は中京3Rの1鞍を予定しているが、全く人気薄。これをもってくると凄いが・・・。

 

おめでたい日々

安田君が今日結婚式を挙げた。
といっても出席したわけではないので、その模様はわからない。ただこの日のドレス着用のために新婦のかすみちゃんが楽しみにしていたのは確かだ。まぁ結婚式は新婦のためのものという意味合いが強いので、かすみちゃんやかすみちゃんの関係者が喜んでくれたら、安田君としても本望だろう。
兎にも角にもおめでとう！安田君＆かすみちゃん！
　
　おめでたいニュースは競馬界でもある。明日から晴れて新人騎手が５人デビューし、新規調教師も6人が開業する(正式には開業した)。新人騎手で注目は模擬レース全10戦で争われた『競馬学校チャンピオンシップ2012』で優勝した山崎亮誠（17）。師匠である杉浦師の全面バックアップを得て、土日の中京でなんと7頭に騎乗する。本人は
「自厩舎の馬（６頭）は全部乗ったことがあるし、今週が勝負だと思う。スタートをバンと出して、軽量を生かしたい」
と意気込んでいるらしいが、もし勝利すれば、横山義の持つ17歳11カ月18日という競馬学校卒業生の最年少勝利記録を更新する(来週までＯＫ)。本人は今週で決めたいようだが、果たして・・・。他では長岡禎仁（小島茂之厩舎所属）が明日の5Ｒ阪神で、原田和真（天間昭一厩舎所属）が明日の中京7Ｒにデビューする。また栗東所属の菱田裕二(岡田稲男厩舎所属)と中井裕二（長浜博之厩舎所属）は明日の中京1Ｒで早速対決する予定だ。いずれにせよ、これから一流ジョッキーを目指し、大きく羽ばたいてもらいたいものだ。頑張れ！若者たち！　そして僕にとって美味しい騎手になってくれ！
　一方調教師の方は、さっそく黒岩陽一師（美浦所属）が日曜・中京のメイン【中日新聞杯】にセイカアレグロを出走させる。また同じく美浦所属の高橋文雅師は中京で土日に１頭ずつ(デビューは土曜日・中京７Ｒプルプル)出走させ、栗東の今野貞一師は土曜日の阪神９Ｒ【吹田特別】にローレルレガリスを送りだす。各師とも早く１勝したいだろうが、まずは無事に馬が走ってくれることを望んでいるだろう。尚、蛯名利弘師（美浦）、金成貴史師(美浦)、吉村圭司（栗東）の初出走は来週以降となる。

 

では明日の予想。中京は新装となるので、様子見が必要。ということで中山と阪神からピックアップ。まずは中山メイン【オーシャンS】。本命は10番エーシンヴァーゴウ。【シルクロードS】では気分を損ない大敗したが、ここはひと叩きして勝負と見る。次走はドバイに出走予定であるが、賞金は60万ドルとさほど高価でもなく、こっちの方に力を注ぐ方が勝算はある。相手は13番カレンチャンだが、牝馬で56㌔、今年緒戦を考えたら押さえが無難。変わりに3番と1番を上にとる。
　阪神メイン【チューリップ賞】は福永が「普通の馬とは違う」と絶賛する5番ジョワドヴィーヴルで断然だろう。しかし穴狙いの僕はジョワドの相手としてどうしても買いたい馬がいるので紹介したい。3番スピークソフトリー。本当は【オークス】での穴馬と思っているのだが、ひょっとしたらここでも3着はあるかも・・・。前走12番人気で最後方ポツンと追走。そして直線にむくと15頭を抜き去った。さぞかし鞍上の武幸四郎も驚いたことだろう。ここは先物買いで楽しみたい。馬券はジョワドとの2頭軸で3連複,3連単。あとはジャワドとのワイドに勝負！　中山10Rは1番サトノタイガー。

　明日は友人の墓参りのために年に一度の仙台に行ってくる。昨年はこの墓参りの5日後に大震災が起きた。それ以来の仙台となるのだが、街中は震災バブルで賑わっているとも聞く。とりあえずゆっくりと仙台を見てこようと思う。美味しい酒も飲んで・・・。