人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

桜花賞はこの馬が面白い!?

2012-03-11 21:35:55 | Weblog

 東日本大震災から1年の今日。日本全国で追悼式や防災訓練が行われた。僕もPM2:46分にはTVの前で黙祷をした。本当にもう二度とあの大惨事だけは起きて欲しくないものだ。それにしても追悼式に出席された両陛下には頭が下がる。体調がお悪いというのに・・・。

 今日注目の『ロンドン五輪女子マラソン』の最終選考会『名古屋ウィメンズマラソン』がナゴヤドームを発着点とするコースで行われた。勝ったのは’09年『世界選手』銀メダリストで30歳の尾崎好美(第一生命)が2時間24分14秒で日本人トップの2位に入り、五輪代表の最有力候補となった。終盤まで尾崎と競り合った23歳の中里麗美(ダイハツ)は14秒差の3位に入り、アルビナ・マヨロワ(ロシア)が2時間23分52秒で優勝した。渋井陽子(三井住友海上)が粘りに粘って2時間25分2秒で4位。約4年4カ月ぶりのマラソンとなった『アテネ五輪』金メダリストの野口みずき(シスメックス)は見所たっぷりのレースを見せたが、2時間25分33秒で6位となり、3大会連続の五輪代表は絶望となった。昨夏の世界選手権5位の赤羽有紀子(ホクレン)はくるぶしの故障が響き8位に終わった。
 実に面白いレースだった。野口の追い上げ、渋井、赤羽の異常な粘り。尾崎、中里の意地のデットヒート。特に渋井、野口の両ベテランの走りには感動した。それにレース後、野口はまだ引退しないと言うし、渋井はトラックで五輪を目指すと言うから嬉しい。これで『ロンドン五輪』の選考会が終わったが、メンバーは順調に重友(天満屋)、木崎(ダイハツ)、尾崎(第一生命)だろう。時計で中里と木崎の比較になると思うが、木崎は尾崎に競り勝っているのだから・・・。

では競馬を振り返る。【第46回フィリーズレビュー】はピンナ騎乗の1番人気アイムユアーズ(牝3歳・手塚貴久厩舎)が好位追走から直線抜け出して快勝した。勝ちタイム1分22秒8(良)。2着に8番人気ビウイッチアス、3着には7番人気プレノタートが入り、上位3頭が【桜花賞】の優先出走権を獲得。僕が推奨した2番人気に推されたイチオクノホシは4着だった。3番手で抜群の手応えを残したまま4角を周回すると、直線では鞍上のゴーサインとともに、満を持して先頭に躍り出た。内からビウイッチアスが迫ったが、直線の坂上でもうひと伸び。最後は1馬身1/4差をつけて、現3歳世代では初となるJRA重賞2勝目をゲットした。いやぁ実に安定したレースぶりだった。スタートもよく本番もこのスタートなら本番も安心だが、この馬マイルより1400mの方が良さそう。2着のビウイッチアスも1400mまでの馬のように思える。逆に3着のプレノタートは血統的にはもっと長い距離が良さそうだが、まだ全体的には足りない。本番で面白そうなのが4着のイチオクノホシ。圧倒的に1400mの早め早めの競馬は合っておらず、それでも4着は力のある証拠。蛯名故障で本番誰が乗るのかが鍵となるが、これで人気が落ちるなら面白い。
 これで【チューリップ賞】のハナズゴール、【アネモネS】のパララサルーに続き、桜花賞トライアルはすべて関東馬が制覇した。これはチ【チューリップ賞】が重賞格上げとなった’94年以降、【桜花賞】トライアルの関東馬ジャックは初のことだ。
 アイムユアーズは父ファルブラヴ、母セシルブルース(母父エルコンドルパサー)という血統。通算成績6戦3勝。重賞は’11年の【ファンタジーS】に続く勝目。ファルブラヴ産駒はJRA重賞9勝目。今年は【オーシャンS】のワンカラット以来2勝目。鞍上のピンナ、手塚貴久調教師はともに同レース初制覇。ピンナはJRA重賞2勝目(【天皇賞・秋】のトーセンジョーダン)、手塚調教師は昨年の【朝日FS】のアルフレード以来JRA重賞9勝目となった。

【第30回中山牝馬ステークス】は福永祐一騎乗の8番人気レディアルバローザ(牝5歳・笹田和秀厩舎)が逃げ切って連覇。勝ちタイム1分50秒6。半馬身差の2着には最後方から追い込んだ僕が面白いと思っていた7番人気オールザットジャズ、さらに半馬身差の3着には11番人気エオリアンハープが入った。1番人気アプリコットフィズは8着、僕が本命に推したドナウブルーは輸送で馬体が減って11着に敗れた。人気を落とした昨年の優勝馬レディアルバローザが見事な逃げ切りで11カ月ぶりの勝利を手にした。福永の見事な作戦勝ち。元々実績のある馬だが54㌔のハンデも恵まれていた。ただマイルが得意だけにこの復活で【ヴィクトリアマイル】も面白いかもしれない。2着オールザットジャズもハンデに恵まれたとはいえ、1頭だけ35秒台の凄い脚で追い込んできた。完全な本格化と考えていいだろうし、まだまだ強くなる。しかし、今日の競馬、馬場が替わればまた違った結果が出る競馬であったことには間違いない。
 レディアルバローザは父キングカメハメハ、母ワンフォーローズ(母父Tejano Run)という血統。通算成績23戦5勝。重賞は’11年【中山牝馬S】に続く2勝目。福永祐一、笹田和秀調教師はともに昨年に続き2度目の同レース制覇。キンカメ産駒はJRA重賞31勝目、今年は【ダイヤモンドS】のケイアイドウソジンに続き6勝目となった。鞍上の福永は早くも今年重賞5勝目(【アーリントンC】のジャスタウェイ以来)。通算では92勝目となった。笹田調教師はJRA重賞3勝目。レディアルバローサの2勝以外は昨年の【オークス】のエリンコート。

 再来週からはGⅠが始まる。なんとか来週で負の連鎖から脱出したいものだ。

  

 


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