人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

不機嫌ながら回顧

2008-05-11 19:25:15 | 競馬回顧

 順番で巡ってくるマンションの理事が回ってきてしまった。今年1年は忙しい役職ではないが、これから2年間何か役をやらなくてはならない。また毎月1回理事会というのがあるらしくそれに出席しなくてはならないのだが、助かったのは毎週第三土曜日のPM5:00からということ。そう、競馬が終わってからで十分大丈夫なのだ。ただその日の僕の気分は結果次第。不機嫌になる可能性もあり、また次の日の競馬が気になって気持ちが落ち着かないことがあるかもしれない。いずれにしろ、億劫な2年間が始まる。
 そういう今日もあまりの不調に少し不機嫌ではあるが、今日の競馬を振り返る。東京で行われた3歳マイル王決定戦・【NHKマイルC】。勝ったのは、四位騎乗の1番人気ディープスカイ (牡3・昆貢厩舎)。道中は後方3番手を追走。直線で馬群の内を突いて伸びると、先に抜け出した3番人気ブラックシェルに1.3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分34秒2。さらに1.3/4馬身差の3着には最後方から追い込んだ14番人気ダノンゴーゴーが入った。僕本命の2番人気ファリダットは5着、昨年の2歳王者で4番人気のゴスホークケンは果敢に逃げるも12着に終わった。このレース、展開が明暗を分けた。4角で内を突いた馬が上位を占める結果となったのだが、勝ったディープスカイ騎乗の四位は会心の騎乗だろう。道悪をこなせることを把握して抜け出すまでは実にスムーズだった。馬自身も相当強い。今年のクラシック戦線が混沌としている中、この馬で【日本ダービー】にいっても面白そう。2着のブラックシェルはやはり東京向きである。折り合いを考えたらマイルにも合ったのだろうが、この馬まだまだ強くなりそうでこれからが楽しみ。この馬も【日本ダービー】に行っても・・・。3着ダノンゴーゴーも内を突いて伸びてきたが、【ファルコンS】もそうだったように左回りがいいようだ。4着ドリームシグナルの好走には驚いたこの馬はマイルがいいようだ。5着ファリダットは4角の位置取りも悪かったが、距離も長いように感じか。父キングマンボなのでこのような馬場は苦にしないと思っているので、どちらかというと母似なのかもしれない。12着のゴスホークケンは【朝日FS】で僕がお世話になった馬ではあるが、正直あの時は枠順(1枠)がモノをいったと思っている。そう僕はこの馬がそこまで強いとは思っていないのだ。ひょっとしたらスプリンター路線がいいのかも・・・。
 勝ったディープスカイは、父アグネスタキオン、母アビ(Chief's Crown)という血統。アグネスタキオン産駒としては ’06年ロジックに続く【NHKマイルC】2勝目。GⅠ馬としてはロジック、ダイワスカーレット(‘07年【桜花賞】、【秋華賞】、【エリザベス女王杯】)、キャプテントゥーレ(‘08年【皐月賞】)に続く4頭目で、全て3歳時の勝利である。また4月20日の【皐月賞】、4月26日の【福島牝馬S】のマイネカンナ、5月3日の【青葉賞】のアドマイヤコマンドに続く4週連続のJRA重賞勝ちとなった。ディープスカイは昨年10月8日に京都でデビューし、6戦目となった今年1月26日の未勝利戦(京都・1800m芝)で初勝利。重賞初挑戦の【アーリントンC】で10番人気ながら3着と好走すると、続く前走の【毎日杯】では、中団から鋭い伸び脚を発揮して重賞初制覇を飾っていた。通算成績10戦3勝(重賞2勝)。
 鞍上の四位は【NHKマイルC】初勝利。JRA・GⅠは昨年の【菊花賞】のアサクサキングス以来となる通算11勝目。JRA重賞はディープスカイで制した【毎日杯】に続く今年3勝目、通算55勝目となった。管理する昆貢調教師はJRA・GⅠ初制覇(おめでとう!)JRA重賞はディープスカイで制した【毎日杯】に続く通算4勝目。いずれも今年の勝利。尚、地方では昨年の【全日本2歳優駿】(交流GI)のイイデケンシンがいる
 馬主の深見敏男氏はJRA・GⅠ初制覇。JRA重賞はディープスカイでの2勝と、ディープサマーで勝った’05年【クリスタルC】の計3勝。生産者の笠松牧場もJRA・GⅠ初制覇。JRA重賞もディープスカイによる2勝だ。 前走が【毎日杯】組でこのレースを制したのは’96年タイキフォーチュン、’01年クロフネ、’03年ウインクリューガー、’04年キングカメハメハに続く5頭目。ウインクリューガー(【毎日杯】8着)以外は両レースを連勝している。

 来週は【ヴィクトリアマイル】が行われる。このレースとにかくSS系が強いレースで、ダオワスカーレットが出てきたらこれで仕方ないと思っていたが、春休みのため馬券的には面白い。当然ウォッカが注目されるが、僕は別な馬を狙うつもりである。
 あっそういえば今日ベルモントパーク競馬場(昔の東京競馬場に似ています)で行われた【ピーターパンS】(3歳、米G2・ダート9f、9頭立て)で、デザーモ騎乗のカジノドライヴ (牡3・藤沢和雄厩舎)が、ミントレーンに5.3/4馬身差をつけ圧勝したらしい。日本調教馬のアメリカダート重賞勝利は史上初の快挙らしいが、カジノドライヴは今後、現地時間6月7日にベルモントパーク競馬場で行われる【ベルモントS】で、同レースの3きょうだい(ラグストゥリッチズ、ジャジル)制覇を目指す。もしこれが達成されたら、日本競馬界にとっては永遠に語り継がれる歴史的快挙となる。注目したい!   


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« NHKマイルは7枠! | トップ | 大矢監督を想う »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

競馬回顧」カテゴリの最新記事