人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

勝利の女神微笑む!?

2005-10-30 23:16:49 | Weblog

 なんと天覧競争を制したのはのは松永幹夫騎乗のヘヴンリーロマンスだった。 今日東京競馬場で行われた【天皇賞・秋】は、松永幹騎乗の14番人気ヘヴンリーロマンス(牝5・山本正司厩舎)が中団の最内を追走し、直線内を突いて脚を伸ばすと外から抜け出した1番人気ゼンノロブロイをゴール直前でアタマ差交わし優勝した。勝ちタイムは2分00秒1。さらにクビ差の3着には13番人気ダンスインザムード。安田記念を制した9番人気アサクサデンエン、宝塚記念に優勝した4番人気スイープトウショウの両GⅠ馬が4、5着に入った。
 レースは、好スタートを切ったタップダンスシチーを外からストーミーカフェが押さえて先頭へ。しかし多くの予想に反して前半1000mが62.4秒とオープンでは信じられないスローペース。ダンスインザムードが好位の5番手、その直後にゼンノロブロイ、ヘヴンリーロマンスはその内側でじっと脚を溜めていた。その後ろにハーツクライが位置し、リンカーンは最後方の内、スイープトウショウはその外を追走する。直線入り口でもストーミーカフェが先頭をキープしていたが、直線半ばでダンスインザムードがそのストーミーカフェを捕らえ早めに先頭に立つ。そのダンスにゼンノロブロイが外から並びかけ、さらにその外からアサクサデンエン、スイープトウショウが追い上げる。ゼンノロブロイがようやく先頭に立ったかに見えた瞬間、内に進路を取ったヘヴンリーロマンスがゴール寸前ひと伸びし、先頭で波乱のゴールに飛び込んだ。場内が一瞬唖然。それと同時に僕は天を仰いだ。
 僕は昨日ゼンノロブロイを本命に指定し、相手にはアサクサデンエン、ハーツクライ、リンカーンをピックアップしたが、実はこれにタップダンスシチーとヘヴンリーロマンスを絡めて馬券を購入していた。詳しく書くと、ゼンノロブロイからこの5頭への馬単裏表、ゼンノロブロイ1頭軸で5頭への3連単。そしてゼンノロブロイからその他の馬への馬連である。この馬券購入を踏まえて直線での僕の心の動き〔()内〕をみてほしい。ゴール寸前まであと僅かである(ゼンノロブロイとアサクサデンエン伸びろ!)⇒ゼンノロブロイとダンスインザムードの馬連が的中しそう(やった!しかしあんまり儲からないぞ。でも当たったからいいか)⇒いや、ゼンノロブロイとヘヴンリーロマンスの馬単が的中しそう(少しは儲かりそうだ)⇒なんとヘヴンリーロマンスが頭(大幅儲けになるぞ!嬉しい)⇒大外からアサクサデンエンが突っ込んできた(ウ、ウ、ウ、ウソ! 120万馬券だ!)⇒1馬身届かずアサクサデンエン4着(思わず天を仰ぐ。そして「蛯名内突けよ!」の一言を口にした)。馬単で儲かりはしたがなんとなくすっきりしない結末。ただダンスインザムードとは1馬身の差だから、欲張りすぎではある。
 勝ったヘヴンリーロマンスだが、父はSS、母ファーストアクト(母父Sadler's Wells)という血統。全兄にJRA現4勝のルポルタージュ、伯父にサウスアトランティックがいる。’02年デビューし、4戦目で初勝利。条件戦で堅実な走りを続け勝ち星を重ねると、昨年の【ゴールデンホイップT】で5勝目を挙げ、続く【阪神牝馬S】にも連勝し、重賞初制覇を達成。今年に入り、【フェブラリーS】10着など精彩を欠いたが、8月の【クイーンS】で2着と復調の気配を見せ、連闘で臨んだ【札幌記念】では見事に勝利を飾っていた。今回のレースはその【札幌記念】以来2ヶ月ぶりでGI初制覇となった。通算成績31戦8勝である。尚、【天皇賞・秋】を牝馬が優勝したのは’97年のエアグルーヴ以来8年ぶりで、史上12頭目だ。 鞍上の松永幹、管理する山本調教師共にこのレース初制覇。JRA重賞は、松永騎手が今年3勝目(少ない)、通算は53勝目。山本師も今年3勝目、通算25勝目となった。松永騎手は、イソノルーブルで初GI制覇を決めた’91年の【オークス】をはじめ、GI全6勝とも牝馬に騎乗しての勝利でGI制覇は00年ファレノプシスで優勝した【エリザベス女王】杯以来5年ぶり。牝馬限定以外のGIではこれが初勝利となった。山本師は、84年ハッピープログレスで制した【安田記念】以来、21年ぶりのGI制覇(通算3勝目)。実は松永騎手は山本厩舎に所属しており、この師弟コンビによるGI制覇は今回が初めてとなった。その山本師は来年定年を迎える。そして松永幹は調教師試験を受けている。そんな崖っぷちコンビへの神様からの大きいプレゼント。馬券は別にして勝負の女神の粋な計らいであった。
 【天皇賞・秋】のゴールで天を仰いだが、そのすぐ後にも再び天を仰ぐことが起きた。それは【天皇賞・秋】に行われた京都メイン【渡月橋S】でのこと。僕はワイルドスナイパーを本命にし、スパルタクス、テイエムリキサン、インセンティブガイの馬単、3連単の馬券を持っていた。レース終了後、1着ワイルドスナイパー、2着スパルタクスとなり、3着は写真判定となった。僕の眼には3着にはインセンティブガイが有利に見えていたのだが・・・。ちなみにこの馬券は17万馬券である。そしてその結果が【天皇賞・秋】後に出たのだった。3着にはチェリーライオー、差はハナだった。正直、【天皇賞・秋】【渡月橋S】での馬単(47,290円、38,400円)が当たっているのだから、欲をかいてはいけないのだろうが、連続でこんな外し方すると・・・。なんか大きな物を取り逃がした気がしてならない。ただこれぐらいが僕らしくていいのかもしれない。
 それにしても先週、今週で大幅プラス収支。松永幹同様勝負の女神が微笑んでくれているのだろうか!? いつまで続く・・・。

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3 コメント

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加藤さん、 (岸です。)
2005-10-31 00:25:45
やっぱ、すげー。
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おしい (馬次郎)
2005-10-31 11:04:03
加藤さんおはようございます。天皇賞おめでとうございます。こっちは、会社の競馬仲間でG1だけ、3連単ボックス馬券を毎回購入しているのですが、ダンス抜けで100万取り逃がしました。くやし~><
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ダンスはねぇ・・・ (加藤)
2005-10-31 12:41:43
>岸さん

まぐれです。たまたまです。

>馬次郎さん

僕もダンスは買いませんでした(馬連のヒモのみ)。ただエイトのヒロシさんがゼンノロブロイではなく、ダンスに◎を付けていたんですよね、藤沢番なのに。今考えれば抑えるべきでした。
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