人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

重賞回顧(フェブラリーSは的中!)

2016-02-21 18:35:31 | Weblog

 先々週松山が勝利して、先週は岩田が優勝争いして4位。最近米国で男子選手が頑張っていると思ったら、女子も今週は魅せてくれた。米国女子ツアー【ISPSハンダ オーストラリア女子オープン】で首位タイからスタートした野村敏京が、8バーディ1ボギーの「65」で通算16アンダーとし、米女子ツアー挑戦6年目で初優勝を手にした。日本人選手の優勝は、久しぶりで宮里美香が2012年8月【セーフウェイクラシック】を制して以来4シーズンぶり。今大会の日本人選手の優勝者は、11974年に欧州女子ツアー単体競技として幕を開けた第1回大会を制した樋口久子以来2人目となった。詳細はわからないが、この優勝で野村の世界ランキングが大幅UPするはず。そうすると、【リオ五輪】の候補に名前が挙がる。宮里美香、大山志保、上田桃子、渡邊彩香らとその戦いも楽しみだが、今回の世界ランキング1位リディア・コーとの一騎打ちを制しての優勝の価値は高い。
 では今週の重賞を振り返る。まずは東京11Rで行われた【第33回フェブラリーS】。勝ったのは、僕が本命に推したM・デムーロ騎乗の2番人気モーニン(牡4歳・石坂正厩舎)。絶好調のM.デムーロと初コンビを組んだモーニンが、並み居る強豪の追撃を封じ込めて快勝。わずか6戦のキャリアでダート界の頂点に上り詰めた。勝ちタイムは1分34秒0のコースレコードだった。レースはコーリンベリーが先手を取り、モンドクラッセが2番手につけたが、それをかわしてスーサンジョイが2番手に上がる。タガノトネール、コパノリッキーも好位につけて、モーニンが直後。1番人気ノンコノユメは後方4番手からの競馬。直線に向くと、3番手からタガノトネールが抜け出したが、外から抜群の脚いろでモーニンが直線半ばで力強く差し切って先頭に立つと、激しい2着争いを尻目に押し切って快勝。7戦目で砂のチャンピオンに輝いた。1馬身1/4差の2着は大外から伸びたノンコノユメで、さらにアタマ差3着が7番人気のアスカノロマンだった。
 勝ったモーニンは僕の予想通り強かった。レコードが出た馬場も味方したのは間違いないが、早め先頭で抜け出した脚は立派だった。距離は1400~1600mがベストだろう。逆に2着ノンコノユメは馬場に負けた印象が強い。ただ直線反応が鈍かったのは久々のせいか・・・。僕は石坂厩舎と加藤征厩舎の差がでた感じがする。3着アスカノロマンは初マイルでこれだけ走れたのは立派。体質が強くなり、脚質の幅が出て、距離融通も利くようになった。今後が楽しみだ。4着ベストウォーリアも良く走っている。ただ一歩足らないのが、この馬の性質か・・・。5着ロワシャルダンも見せ場たっぷりだったが、最後は脚が止まった。この馬には距離が短かったようだ。7着コパノリッキーはやはり逃げてなんぼなのだろう。それでも僕は今日頑張っていると思っているのだが・・・。
 モーニンは、父Henny Hughes、母Giggly(母父Distorted Humor)という血統の米国産馬で、馬場幸夫氏の所有馬。通算成績は7戦6勝。重賞は【根岸S】(2016年)に次いで2勝目。石坂正調教師は08年ヴァーミリアンに次いで【フェブラリーS】2勝目、M・デムーロは当レース初勝だが、先週の【京都記念】(サトノクラウン)、昨日の【京都牝馬S】(クイーンズリング)に続く重賞Vと絶好調だ。
 小倉11Rで行われた【第50回小倉大賞典】は川田将雅騎乗の2番人気アルバートドック(牡4歳・松田博資厩舎)が直線最内から鋭く伸びて接戦をものにした。タイムは1分46秒7。レースはスマートオリオンの逃げで幕を開け、テイエムタイホーが2番手。さらにタマモベストプレイ、コスモソーンパークなどが続く。蛯名正の全10場重賞制覇がかかった1番人気マイネルフロストは後方から。レース中盤になるとマイネルフロストやレッドアリオンが前との差を詰め、さらに僕が本命に推したネオリアリズムが直線に入ってすぐ先頭に躍り出た。しかし道中は後方2番手にいたダコールが大外から猛然と追い込む。さらに最内を突いたアルバートドックも鋭く伸び、ゴール前は3頭の接戦となったが、最後バトルを制したのは内から伸びたアルバートドックだった。アタマ差の2着は6番人気のダコール。さらに1/2馬身差の3着が5番人気ネオリアリズムだった。勝ったアルバートドックは陣営の作戦勝ち。4コーナーまで内ラチぴったり回ってきた。人気を背負ってのこのレースが出来たのは、引退する松田博調教師の執念か。天晴れとしか言いようがない。おめでとう!惜しかったのは2着ダコール。ほとんど勝ったレース。今日は勝ち馬の作戦勝ちで実力負けではない。58㌔でこんなレースが出来るのだから、GⅢなら十分勝負になる。3着はネオリアリズムは少し仕掛けが早すぎたか・・・。ただ重賞2戦目でこれだけ走れれば今後が楽しみだ。
 アルバートドックは、父ディープインパクト、母ゴールデンドックエー(母父Unusual Heat)という血統。北海道白老町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬で、(株)G1レーシングの所有馬。通算成績は13戦4勝。重賞初勝利。松田博資調教師は2014年ラストインパクトに次いで【小倉大賞典】2勝目、川田将は06年メジロマイヤー、14年ラストインパクトに次いで3勝目。2年前に続いて松田博調教師&川田によるVで、今月いっぱいで定年を迎える名伯楽が、またひとつ重賞タイトルを増やした。
 昨日の重賞も簡単に振り返る。昨日東京11Rで行われた【第66回ダイヤモンドS】は、勝浦正樹騎乗の4番人気トゥインクル(牡5歳・牧田和弥厩舎)が直線に入って早めに先頭に立つと、後続を突き放して完勝。管理する牧田調教師ともども重賞初勝利を飾った。タイムは3分37秒8。レースはマドリードカフェが先頭に立ったが、外からこれをかわしてネオブラックダイヤが先行策。2番手には古豪ペルーサがつけた。さらにゴッドフロアー、マドリードカフェ、エバーグリーンなどが続き、人気のタンタアレグリアは中団からのレース。3連覇を狙うフェイムゲームは後方からの競馬となった。勝負どころで外からニューダイナスティ、トゥインクルなどが早めに進出。ネオブラックダイヤに並びかけていく。直線に入るとすぐにトゥインクルが先頭に立ち、みるみるうちに突き放して後続に大きな差をつけた。フェイムゲームが懸命に差を詰めたものの、それでも4馬身差まで迫るのが精いっぱいだった。3連覇を目指した2番人気のフェイムゲームは2着。さらに5馬身離れた3着には内を突いて伸びた8番人気のファタモルガーナが入った。人気のタンタアレグリアは4着、僕本命のモンドインテロは6着だった。
 勝ったトゥインクルは道悪をこなしたとはいえ、強い勝ち方だった。それも積極的なレースで、このレースなら【天皇賞・春】も面白いかも・・・。2着フェイムゲームは正直驚いた。やはりこの馬は強い。豪遠征帰りで58・5㌔、重馬場でこれだけは走れば立派。【天皇賞・春】に楽しみが増えた。
3着ファタモルガーナは力のあるところを見せたが、8歳でこれが精一杯だろう。僕本命のモンドインテロはあまりの負けっぷりにがっかりしたが、馬場が応えたのだろう。
  トゥインクルは、父ステイゴールド、母ロングスターダム(母父ノーザンテースト)という血統。北海道日高町・いとう牧場の生産馬で、畑佐博氏の所有馬。通算成績は28戦5勝。重賞初勝利。牧田和弥調教師、勝浦ともに【ダイヤモンドS】は初勝利。牧田調教師は開業6年目でのうれしい重賞初勝利で勝浦は2013年の【函館スプリントS】(パドトロワ)以来の重賞Vとなった。
 京都11Rで行われた【第51回京都牝馬S】は、M・デムーロ騎乗の1番人気クイーンズリング(4歳、栗東・吉村圭司厩舎)が直線で鮮やかに差し切って2度目の重賞勝ちを果たした。タイムは1分22秒9。レースはダンツキャンサーが先行。レオパルディナは2番手、その後ろにフレイムコード、クールホタルビなどが続いた。人気のクイーンズリングは先行馬を見る位置で、中団のやや前からの競馬。直線に向くと、僕本命のスナッチマインドが一気に先頭に躍り出て後続を突き放すが、ゴール前で脚いろが鈍る。外から猛然と追い込んできたクイーンズリングとマジックタイムが前をかわし、2頭の争いとなったが、最後はクイーンズリングがマジックタイムの追撃をクビ差振り切った。6番人気のマジックタイムが2着。さらに1馬身1/2差の3着が3番人気のウインプリメーラだった。
 勝ったクイーンズリングは伊達にGⅠ・2着馬ではな買った。距離は1400~1800ぐらいが良さそう。【ヴィクトリアM】でも好勝負しそう。2着マジックタイムは良く頑張っている。確実に力をつけているので今後楽しみだ。3着ウインプリメーラは距離不足かと思ったが良く頑張っている。これで今後の選択肢が広がった。4着スナッチマインドは菱田の騎乗ミス。早仕掛けであった。もう少し追い出しを我慢すれば結果は変わっていたかも・・・。 
 クイーンズリングは、父マンハッタンカフェ、母アクアリング(母父Anabaa)という血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、吉田千津氏の所有馬。通算成績は9戦4勝。重賞は【フィリーズレビュー】(2015年)に次いで2勝目。吉村圭司調教師は【京都牝馬S】初勝利。M・デムーロは10年ヒカルアマランサスに次いで2勝目となった。

 明朝はリビエラCCで行われた米国男子ツアー【ノーザントラストオープン】最終日が楽しみだ。3日目を終え、松山英樹は通算9アンダーの10位タイ。首位との差は3打差だが、その3打差以内に11人がひしめく大混戦だ。松山頑張れ!

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