人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

ディープが飛んだ!

2006-04-30 22:13:02 | Weblog
 438キロ。【天皇賞・春】で初めて馬体重が440キロを切ったディープインパクト。
 一般的には“馬肥ゆる秋”といって夏を越えたら馬体重は増えるのだが、この馬は全く大きくならなかった。それどころか、今日は昨年の【皐月賞】よりも軽い。“本当に大丈夫なのだろうか”そんな思いでパドックを見た。馬体はあまり今までと変わらない。ただ大人になったのだろう、やけに落ち着いて見える。
 9万3,000人の観客を前にレースが始まった。ディープは飛び上がるようにゲートを出た。しかし【皐月賞】に比べればずっといいスタートである。当然後方からレースを進める。1週目の坂の下り、正面スタンドでもまったく掛からず、落ち着いている。この段階で僕は70%勝利を確信した。ディープは向こう正面から徐々に進出を開始し、4角では早くも先頭にたつ。直線は最後流す感じで3分13秒4の大レコード(マヤノトップガンのレコードを1秒も更新)。まさしく異次元の走りだ。「あっぱれ!感服!絶賛!」どんな言葉を用意しても語りきれない強さであった。
  2着にはリンカーン。ディープが動いてもじっと我慢して追い出すのを待った。しかし相手が強すぎた。この馬自身も最高のレースをしている。その証拠にこの馬もレコードで走っているのだ。時代が悪すぎたとしか言いようがない。更に5馬身差の3着にはストラタジェムが入った。大胆にも馬群を捌きながらディープのロングスパートを追いかけて上がってきた。さすがに最後は脚が上がったものの、この馬も最高のパーフォーマンスを魅せた走りだった。
 これでディープは海外遠征が目標となるのだろう。ハーツクライもすでに海外遠征が決まっている。“日本のツートップが海外でジャパン旋風を魅せる”そんな夢のような日々が秋にはやってくるかもしれない。本当に愉しみである。
 今更だが、勝ったディープインパクトは父SS、母ウインドインハーヘア(父Alzao)という血統。全兄にブラックタイド、全弟にオンファイアがいる。デビューから7連勝で’05年のクラシック三冠を制覇。【有馬記念】ではハーツクライに初の敗北を喫したものの、今年初戦となる前走の【阪神大賞典】を完勝していた。通算成績10戦9勝(うちGI・4勝、重賞7勝)。
 鞍上の豊は天皇賞・春6勝目。今年のJRA重賞9勝目(通算226勝目)。管理する池江泰郎調教師は、メジロマックイーンで’91、’92年と連覇して以来の【天皇賞・春】3勝目。グレイトジャーニーで制した【ダービー卿CT】に続く今年のJRA重賞3勝目で、通算では55勝目となった。
 東京で行われた【スイートピーS】は、本田騎乗の1番人気カワカミプリンセス(牝3・西浦厩舎)が道中は中団を追走し3角から徐々に進出し、逃げ粘る6番人気ヤマニンファビュルに1/2馬身差をつけて差し切った。さらに1馬身差の3着には2番人気パーフェクトジョイが入り、上位2頭には【優駿牝馬】の優先出走権が与えられた。レースは前残りの展開になったが、1頭だけレベルの違う馬が勝ったカワカミプリンセス。ディープとレベルは違うが、「強い」のひと言。ただ血統的には父キングヘイローなだけに2400mの【優駿牝馬】は微妙かもしれない。人気がないようだったら僕は買いたいが・・・。同馬は2月の新馬戦、前走の【君子蘭賞】に続き無傷の3連勝。通算成績3戦3勝となった。
 【天皇賞・春】は3連単が的中したものの、他のレースでの惨敗が響き今日も大敗。やっぱりレースを極端に絞って買わないと駄目のようだ。でもそうなると土日の時間の使い方が・・・わからない。情けねぇ~!!! 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする