桜花賞です

　またやってもうた！
　中山最終レースのこと。僕が持っていたのは9番スナークタイガーを軸にした馬連に3連複。結果は1着カリスマサンキセキ、2着スナークタイガー、3着ダンシングホーク。馬連は安い配当だが3着のダンシングホークは15番人気の超人気薄である。僕が買った3連複はスナークタイガーを軸に1番ハニーハント(6着)、10番ワイルドソニック(16着)、16番ダンシングホークを相手軸にして流した馬券である。ということは見事的中！　配当は15,230円だ。これで今日の収支はプラス。そして、そのあと阪神最終の3連複を的中してウハウハであった。ところが買っていなかった、3連複馬券。いや、買っていたけど1頭軸が10番になっていた。そして相手軸のほうも11番となっている。つまり馬番がひとつづつ外にずれていたのである。呆然。こればっかりは誰も攻められない。自暴自棄。珍しく3時間ほど落ち込んだ。
 明日の予想の前に今日の重賞を振り返る。まずは中山で行われた【ニュージーランドT】。勝ったのは柴田善騎乗の圧倒的1番人気マイネルスケルツィ(牡3・稲葉厩舎)だった。同馬は中団追走から、道中前が詰まりそうな場面もあったが、直線は馬場の真ん中を追い込み、逃げた7番人気ファイングレインを3/4馬身交わして優勝した。さらに3着には2番人気ロジックが入り、この3頭には【NHKマイルC】の優先出走権が与えられた。僕が本命に推したドラゴンウェルズは直線伸びるかと思ったがバッタリ止まってしまった。原因はわからないが、負けすぎである。そう言えば、時々僕は藤田に騙されることがある。以前マッキーマックスを藤田が絶賛していたため、ずっと4歳まで追いかけていた。しかし彼が本格化したのは5歳秋。このドラゴンもひょっとしたら・・・。
 勝ったマイネルスケルツィは、父グラスワンダー、母アラデヤ(父Machiavellian)という血統。前々走の【きさらぎ賞】で3着と好走。前走の【黄梅賞】では圧倒的1番人気に応え、2着に3馬身差をつけて圧勝していた。通算成績7戦3勝。【NHKマイル】の最有力候補だ。鞍上の柴田善はオレハマッテルゼで制した【高松宮記念】に続く今年のJRA重賞3勝目で、通算では70勝目。管理する稲葉調教師はマイネヌーヴェルで制した’03年【フラワーC】以来のJRA重賞9勝目となった。
 一方、阪神で行われた【阪神牝馬S】は、福永騎乗の1番人気ラインクラフト(牝4・瀬戸口厩舎)が、好位追走から直線で先頭に立ち、2番人気エアメサイアに3馬身差をつけ快勝した。とにかくこの２頭が強すぎた。“もしも”があればと狙ったスナークスズランは3着と健闘した（８番人気）が、上位２頭とは相当の差がありすぎた(３連複も安かった)。
　勝ったラインクラフトは、父エンドスウィープ、母マストビーラヴド(父SS)という血統。叔父に’05年【高松宮記念】を制したアドマイヤマックスがいる。’04年10月にデビュー戦で初勝利。’05年には【桜花賞】、【NHKマイルC】のGⅠを制覇。その後は【秋華賞】を2着、【マイルCS】を3着と惜しいレースが続き、前走の【高松宮記念】では3ヶ月ぶりにもかかわらず2着と好走していた。通算成績は12戦6勝(うちGI・2勝、重賞5勝)。鞍上の福永は、【毎日杯】、【大阪杯】に続き3週連続のJRA重賞制覇で今年4勝目(通算55勝)。管理する瀬戸口師は今年メイショウサムソンで制した【スプリングS】に続きの重賞2勝目(通算48勝)となった。
 では明日の予想。まずは阪神で行われる【桜花賞】。はっきり言って1000万レベルのメンバー、なにが起きても不思議ではない。そこで本命に1番ユメノオーラを抜擢する。正直使い過ぎではあるし、1番枠も脚質的に不安だが、前走も1番枠を克服しているし、ここにきて完全本格化。血統的に「樫」があるわけでないのでここは全力投球だろう。阪神での凡走は男馬と走った【ラジオたんぱ2歳S】だけで、牝馬同士なら格負けはない。一応相手は4，10，12，18番だが、大穴はエイシンアモーレ。距離は長いが、【阪神JF】だけ走ればひょっとする。ただユメノオーラに人気が無いだけに幅広くいく。残念桜花賞の９R【わすれな草賞】も大穴を狙う。4番ヤマニンファビュル本命。芝はまだ1戦しか走っておらず、その前走は他馬に寄られてひるんだという。距離が延びるのは良さそうだし、上手く折り合えば一発がある。中山では３R14番テイエムマーチをダート替わりで狙ってみる。12R3番ダイワデンバーで何とかならないだろうか？　末脚が嵌る展開になれば中山1800ｍはいちばん実績のある条件だ。福島１Rは8番エレガントキャット、ここは順番。
 今年の競馬は不調だが、GⅠだけは的中している。明日はあまりにも大胆予想すぎる感はあるが、これが嵌ったら【皐月賞】も・・・。今のうちに夢を見てよう！