人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

日本シリーズを斬る

2005-10-28 22:18:09 | Weblog
 日本シリーズは僕の予想通りロッテが優勝を飾った。ただロッテが有利と考えていたものの、スイープ(4タテ)するとは思わなかった。もう少し面白い日本シリーズになると思っていたのだが・・・。 
 原因は阪神の試合勘、打撃陣の不振、投手力の不調、采配などいくつも挙げられるが、僕に言わせれば偏にロッテを舐め過ぎたことに尽きると思う。明らかにロッテに対する戦力、作戦の分析ミスだったように感じる。僕がシリーズを観ていて気づいたそんな場面をいくつか取り上げる。
 まずは第1戦。5回無死一、二塁から今江の打席。ロッテはほとんどこんなときセーフティバンドはあっても送りバントはない。それなのに井川が投じたボールは力のないストレート。結果痛打されてしまった。逆に阪神は5回までに無死のランナーが3度でたが、一人もランナーを送れず終い。またDHに片岡を使ったが、片岡がロッテ戦に強かったのは弱かった時代の対ロッテの話。ロッテがデータ分析者(ポール・プポ氏)を使って新しいデータを活用しているのに比べあまりにも古いデータの活用である。 
 第2戦の阪神の攻撃は3回藤本の送りバント失敗がすべて。あそこで送れていれば流れは変わっていただろう。また送れなくても最低ゴロで1死一、三塁の形が取れていればと思うシーンであった。それにしても渡辺俊に対しての研究がせれなさ過ぎである。打つだけでなくもう少し揺さぶるべきだったろう。投手陣としてはサブローの本塁打までは仕方ない(サブローの狙い勝ち、矢野のリード負け)が、フランコの本塁打はいただけなかった。彼は穴が大きい割にはインローの難しいボールをいとも簡単に打つ。サブローのショックはあっただろうが、阪神投手陣(安藤)の注意不足である。首脳陣もいけない。サブローに打たれた時点で投手交代すべき。またこの試合江草で最後までいった(2・2/3)が、他の投手を使ってもよかったのではなかろうか。試合が決まったあと(8回)の橋本の3塁打は先(3戦目のタイムリー)のことを考えると痛かった。波に乗り遅れていた選手(まして捕手)を起こしたからである。そして僕はここに最大の疑問を感じるのだが、どうして第2戦の先発が安藤だったかということである。なんで下柳でなかったのだろうか。一説によれば下柳の千葉マリンでの成績が悪かった(これも古いデータ)から甲子園緒戦ということになったのらしいが、これでは下柳の先発は7戦までいったとしても第3戦だけになる。セ・リーグ最多勝投手が一度だけの先発はもったいない(変化球をうまく使う現在の下柳は千葉マリンが合うと思っていたのだが・・・)。それにしても岡田采配は負け試合の使い方が下手すぎる。
 第3戦は審判の微妙な判定はあったが、完璧な驕りもあった。1対3の7回、マウンドには6回を完璧に抑えた藤川。その6回は福浦、ベニーが低めのフォークに手を出し三振を食らっていた。そこで7回里崎がエラーで出塁。そして今江にはストレートを痛打される。阪神バッテリーは藤川のストレートには絶大なる自信を持っていたのだろうが、良く考えてもらいたい。ロッテは総合力では球界一の松坂、伸びは抜群の斉藤(ソフトバンク)、速さでは球界一の山口(オリックス)などを攻略している。そう考えるといくら藤川でも・・・。ただこの試合に関しては今江に痛打された後のフランコの四球が痛かった。ツーストライク追い込んでからストレート5球ののちフォークを見られての四球。もう少し配球を考えれば簡単に討ち取れていただろう。またこの後の采配もいけない。1対5で残り3イニングで桟原はないだろう。これが第1戦ならいざ知らず王手をかけられる大事な一戦である。奇跡を願う今後のことを考えてもFKの登板であろう。一方ロッテは小林雅こそ温存したものの、小野、藤田、薮田を余裕をもって登板させている。兎にも角にもロッテに比べ阪神の無策さだけが目に付いた3戦であった。
 そして第4戦。岡田の頑固な采配がまた裏目に出た試合であった。2点を追う4回1死二塁ロッテの攻撃。阪神はもう1点もやれない状況。そこでマウンドに上げたのが能見であった。ここはやっぱりウィリアムスだったのではなかったのだろうか?結果能見は李にタイムリーを打たれてしまった(この点が結果的決勝点)。実際ウィリアムスが投げていてもどんな結果だったかわからないが、諦めはつく。また打線もどうだったのだろう。まぁ当たっている選手がいなかったとはいえ、打線の入れ替えがあっても良かったのではないか。プレーオフのときの土壇場でソフトバンクはバティスタを外すという作戦にでた。それが功を奏し2勝2敗となった(結果的には負けたが・・・)。完璧に抑えているチームが何も手を打ってこなかったら相手としてはやりやすい。それにしても一度もリードを奪えずシリーズを終えた阪神。なにからなにまで最低であった。全4得点はシリーズ最少得点(過去は7点)、本塁打なしは史上初、防御率8.63はワースト記録(過去7.41)である。また冒頭に少し触れたようにリーグ優勝から日本シリーズまでの期間が敗因という人もいるが、過去優勝からシリーズまで20日以上間隔の空いたチームは16チームいた。しかしそのうち7チームは優勝しており、この条件が絶対的不利とはいえない。要するに今回の日本シリーズは短期決戦に対する準備の差、しいていえばデータ収集の差が出たシリーズだったと思う。いずれにしろロッテの優勝は見事。このロッテ、来年4番を打てる大砲が入ったら十分常勝軍団になりうるだろう。
 では競馬。先週の日曜は万馬券3発と大爆発した。なんとか今週も・・・。まずは京都で行われる【スワンS】。本命は2番タマモホットプレイ。とにかく京都1400m芝外はSS産駒か、フジキセキ産駒。特にフジキセキ産駒は連対率が抜けている(SS17.4%、フジ26・7%)。前走でも直線はやや不利があっての6着、力もある。問題は展開だがこの枠なら必要以上に後ろに下げなくていいだろう。相手は1,5,16番。東京で行われる【武蔵野S】は迷っている。普通なら8番カネヒキリなのだろうが、なんとなく嫌な気もしている。よってこのレースの予想はせず、他のレースから推奨する。まず東京10R【精進湖特別】の2番ヒカルドウキセイが面白い。ここは7番マチカネキララが人気となるだろうが、まだ3戦のキャリア、疑ってもバチはあたるまい。ここ3戦イマイチの競馬が続いたヒカルだが、昨年5回東京【トウカイテイオーM】で4番ウェル、3番セイコーに先着している。とにかく府中2000mがベストの馬、人気になる前に・・・。鞍上後藤も吉田からの乗り替わりで力が入るところ。12Rは9番ワイメアキャニオン。前走の1.33.6、上がり34.6は速い。午前中のレースからは3R2番シルクスターシップ。ここはディープインパクトの弟オンファイアが断然人気となるのでこの馬でもおいしい。再度オンファイアに取りこぼしがあれば、豊でもおいしい馬券に・・・。福島12R【秋元特別】。先週見ていたら早くも外からの馬が届いていた。ここは人気でも14番サイキョウワールド。前走負かしたミスズブライトが先週快勝。その比較からも狙わない手はないだろう。
 【天皇賞】についてはまだ悩んでいる。天皇、皇后陛下が来場されるというから天皇家に関する馬がくるのだろうか。“キング”ストレイル、紀宮妃のご成婚でヘブンリー“ロマンス”なんかどうだろう。あそれからロッテ馬券(31年ぶりで1-3、ボビーから2番、MVP今江から8番)も忘れずに・・・。
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