人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

伝説の日

2005-10-23 22:42:11 | Weblog
 ‘05年10月23日が伝説の日となった。
 予想通りディープインパクトが単勝100円の重圧を撥ね退け’94年ナリタブライアン以来となる日本競馬史上6頭目、また無敗での3冠達成は’84年シンボリルドルフ以来となる史上2頭目の快挙を達成したのだ。
 その歴史的レースを振り返る。レースはシャドウゲイトが逃げる展開で始まった。ディープはこれまでに見せてきたスタートの悪さを見せることなく、最高のスタートをきる。シックスセンス騎乗の四位やアドマイヤフジ騎乗の福永にとっては意外な展開(多分)。そんな中1周目スタンド前、アドマイヤジャパンが2番手、ローゼンクロイツは4番手を追走。これは横山典、アンカツがディープ相手には前で勝負しなくてはならないと思っての位置取りだったのだろう。ディープはかかり気味に中団を追走する。豊は必死にディープをなだめている。シックスセンスはその後ろの位置。ディープがようやく折り合いをつけたのは2周目1~2角、そのまま抑えて淀の下り坂へ向かう。4角手前でジャパンが逃げたシャドウを交わして早めに先頭に立つ。普通ならセフティリードだ。そこでようやくディープが動き出した。残り200m付近でジャパンに並びかけると、一気に突き放して栄光のゴール。ジャパンとの着差は2馬身。3着にはローゼンが入った。 わかってはいたが次元の違う強さである。あんな不器用なレースをしていてもあっさり勝つのだから末恐ろしい馬だ。次は【有馬記念】(【JC】はルドルフの二の舞になるので回避らしい)とのことだが、ゼンノロブロイ、タップダンスシチーとの戦いは今考えただけでもワクワクする。2着になったジャパンは一にも二にも横山典の好騎乗。観ていて一瞬「勝った」と思った(僕は3連単でジャパン・ディープ・ローゼンの馬券〔1,138倍〕を持っていた)ほどで、最後までキチンと伸びていた。ただただ勝ち馬が・・・運がなかったとしか言えない。アンカツも作戦は横山典と同じだったのだろう。これも良く走っているのだが・・・。以下も4着シックスセンス、5着フサイチアウステル、6着アドマイアヤフジだから人気馬がほとんど上位を占めた。これは現在の力を出しきった結果と言えるのではないか。
 今更ではあるが、勝ったディープを紹介する。ディープは、父SS、母が独G1勝ち馬ウインドインハーヘア(その父Alzao)という血統。全兄にブラックタイド(牡4、池江泰郎厩舎)、従兄には03年【NHKマイルC】勝ちのウインクリューガー(牡5、松元茂厩舎)がいる(ちなみに全弟オンファイアは初戦3着で早くも黒星)。04年12月に阪神競馬場で迎えたデビュー戦から無敗のまま【皐月賞】、【日本ダービー】を圧勝し、史上6頭目となる無敗での2冠を達成。秋初戦となった前走【神戸新聞杯】を快勝し、ここに臨んでいた。通算成績を7戦7勝(GI・3勝、重賞5勝)だ。鞍上の豊、管理する池江泰郎調教師は共に3冠達成は初めて。【菊花賞】は豊が’00年にエアシャカールで制して以来、通算4勝目。管理する池江師は’90年にメジロマックイーンで制して以来、通算3勝目。JRA重賞では豊が先週エアメサイアに続き、通算214勝目。池江師は同馬で制した9月の【神戸新聞杯】に続き通算52勝目となった。
 僕の予想であるが珍しく完璧であった。馬連(馬単とほとんど配当が変わらないので)、3連複、3連単すべて第一本線で的中した。久々の会心の一撃である。しかし今日の僕はこれだけでなかった。東京2Rの馬連(33,610円)、8R馬連(6,440円)単勝(3,950円)、9Rタテ目だが3連複(16,690円)馬連(7,310円)、10R馬連(3,350円)、11R3連単(18,360円)馬単(5,640円)、12R3連単(8,480円)馬単(2,560円)的中と大爆発したのである。ここ何週間の負けを一掃する勝ち。僕自身ビックリである。この勝利、インパクト的には昨日の1800万馬券、ディープの無敗3冠、ロッテ今江の8連続安打にとても及ぶものではないが、僕にとっては印象深いものとなった。つまり今日は僕にとっても“伝説の日”となったのである。“近代競馬の結晶(馬場アナ曰く)”ディープと共に乾杯!!!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする