回遊魚の旅日記

時の流れる音をききながら歩いたり歌ったり
少しづつ昔の暮らしをとりもどしつつ。

東北の旅 その1 蔵王のお釜~山形市~蔵王温泉

2013-08-26 10:05:00 | 一泊以上の旅行記

8月23日(金) 曇りときどき小雨

朝5時半に家を出発。

今回は車の旅としてはちょっと長め。フィット君頼むよ!

平日であるのと、朝早いのと、お盆休みが過ぎたのでさすがに東北道は空いている。

トラックばかりが目に入る。

2度ばかりSAで休憩を取って、白石インターを降り蔵王エコーラインを通って宮城蔵王のお釜を目指す。

ずっと続くブナの緑のトンネルが実に清々しい。

午前10時頃。刈田岳の下にエメラルド色の水をたたえたお釜に到着。

風は冷たく強い。眺めているうちに小雨が降ってきた。晴天ならもっと美しい色であったと思われる。

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高山植物ももう終わりに近い。

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雨が強くなってきたので山歩きは断念してここから山形市内へ降りる。

11時半頃 山形に到着。

まずお昼を食べる。

山形の「やたら漬け」という漬物屋さんの一画を食事処にしている老舗。

中は蔵独特の奥行と仄暗さ。

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「漬物寿司と芋煮」のランチを頼むと、見事に各種のお漬物を巻きずしや握りにしたお寿司が出てくる。芋煮も美味しかった。

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食後は、山形の目抜き通りに出て、大正2年から昭和50年まで実際に県庁として使われていた「文翔館」(山形郷土館)を訪れる。

終戦直前に、すんでのところで爆撃を免れたこの街は、焼けなかったので昔のままに残っている通りや建物が多い。

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昭和59年に国の文化財となったこの建物は10年間にわたって復元工事されている。

ここをさっと回って見るだけのつもりが玄関でボランテイアのおじさんに話しかけられ説明を受けながら観覧。入館料無料。

西欧各国の建築を取り入れた内部の各部屋はなかなかに美しい。

廊下のアーチ型の壁はまるでイスラム寺院のつくりのようでもある。

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このボランテイアおじさんは実直な方で、地元訛りのまじった喋りで懇切丁寧に郷土の文化財の」見事さを説明してくれる。「もう時間ですね」と言いながら、最後まで一度もわたしたちに背中を向けることなく30分のつもりが一時間近くも!

おじさんと一緒に記念撮影。

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他に山形師範学校(現在は資料館)や、町の教会など、大正時代に戻ったかのような雰囲気が漂う。

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町を一巡して、今夜の宿泊地、蔵王温泉へ向かう。

3時半頃、宿に到着。

昔はスキー客でごったがえしたであろうこの街も、スキー客専用のヒュッテやホテルは現在は店じまいをしているところが多く建物の外壁が崩れているのが目につく。

いったん部屋に荷物をおいて20分ほど坂を歩いて上った場所にある共同露天風呂に行く。

この坂が案外きつい!

汗をかきかき上って、渓流沿いに設えてある野趣あふれる岩風呂につかる。

共同露天風呂の入り口。共同といっても渓流の上流が女風呂で下流が男風呂になっている。

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強い硫黄泉なのでちょっと肌がチクチク。でも気持ちよ~い

入浴料450円、東京の銭湯と同じ料金である。

ここで湯上りにビールをいっぱい飲んで温泉街をぶらぶら歩き宿へ。

夕食前にまた温泉。寝る前にまた温泉。浸かりすぎてちょっと湯あたりを起こしました(^^);


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