山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

猪瀬都知事が示した借用証に収入印紙がなかったお粗末さ

2013-11-27 | 政治・経済・社会

 これ見よがしに猪瀬都知事が示した借用証なるものに収入印紙がありませんでした。これは印紙税法違反の証拠物件を公に晒してしまったことに他なりません。これまでは、色々とご指導を受けてか発言を二転三転されておりましたのに、今回はご指導も受けずに急遽公表してしまったのでしょうか。公表するならば、せめて後からでも収入印紙を貼付して、消印をしてあればと思ったりします。(勿論いけないことではありますが・・・。)

 これで納得してくださいねなんていわれても少々無理なお話です。誠にお粗末としか言いようがありません。結局は馬脚を現わし、犯罪の上塗りなんてみっともない結末だけは勘弁願いたいものです。

 この件で、猪瀬氏の求心力は急激に低下し、都知事の職務にも大きな影響を及ぼすことでしょう。せっかく招致できた東京オリンピック・パラリンピックを成功させるためにも、ここは潔く身を引かれたほうが良いのではないでしょうか。これまでの実績が台無しになってしまいますよ。晩節を汚すなかれ。

 余談ですが、収入印紙の消印には契約書の印鑑が用いられることが多いようですが、別に印鑑でなくてもかまいません。要は、その収入印紙が使用済みであることが示せればよいのですから、線を一本引くだけでもOKです。借用書を書いたとき印鑑を持ちあわせていなかったとの言い訳にはなりません。だって、借用書にはご自身のサインはしてあったようですから・・・。博学で鳴らした都知事閣下が、このようなことを知らないはずがありません。ましてや借用書に収入印紙が必要であることをご存知なかったことの方が不思議でなりません。