風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

臆病な風屋

2006-02-13 | 風屋日記
「風屋」というハンドルネームについては
このブログの第一回目(2004.8.18)でちょっとだけ触れたが、
もともとブログを始める前、というよりネットを使いはじめる前から
およそ20年近く使い続けているペンネームだ。
事情により、いろんな方に頼まれてコピーライターの真似事をしてみたり、
あるいは地方発信のミニコミの通信員をしたりするために使い始めた。
「情報屋」とでも受取ってもらえればいい意味だったが、
カッコよく言うと
「花も揺らすし、時には大木を倒すこともある」風を目指したネーミングだった。

でもね。コピーライトでも通信員報告でも、
結局は実名を名乗ることができなかった憶病者ということなんだなぁ。
最初は自分の書くコピーや文章に自信がなくてのペンネーム。
それが段々実名で書かないことの気楽さに甘えられることがわかってきた。
それ以来、文章が人の目に触れる時は(ゴーストライターの時を除き)私は「風屋」だ。
そしてネットを始め、ブログを始めて、なおさら実名を出すことに臆病になった。

今井紀明さんのブログが話題だ。
いうまでもなく、一昨年イラクで人質となり生還した3人の中のひとり。
当時高校を卒業したばかりで、劣化ウラン弾の使用を糾弾する団体を主宰していた。
イラクで人質となった時の世論からの「自己責任」批判を覚えておられると思う。
手紙で、メールで、電話で何百という批判が彼らに集まった。
そして2年近くたった今、今井さんは自分のブログを立ち上げ、それらを公開し始めた。
・・・途端に、またものすごい数の批判コメントが殺到している。もちろんTBも。
今日現在、アクセスが集中して開くことができない状態だ。

手紙を公開したことに対しては色んな考えがあろう。
「ちと大人気ない行為だ」との声も多い。
だが私は、彼自身が直接体験したことを彼自身で考え公開したことに対し、
とやかくいうつもりは毛頭ない。
彼なりの考えがあってのことだろうし、第一それらの批判によって彼がどう感じたのかは
彼じゃなければ分からないことだからだ。

ただここで言いたいのは、それらの批判や中傷がほとんど匿名であるのに対し
今井さんは逃げも隠れもせずに堂々と名前を出していることだ。
すごいよ。とても私にはできない。
匿名による他者への攻撃について、これまで散々書いてきているのに
そういう自分が名乗る勇気を持てないというのは情けない。
でもね、匿名性のウラ側に深い闇を感じるんだよ。

イラクにおけるテロと人質事件について、
あるいは人質となった、生還した3人や殺された香田さんについての
私の考えはこれまでに何度か書いているものの、
2004.10.18「日記」2004.10.27「雪」
2004.10.28「被害者の不幸、加害者の不幸」の3回の記述で
言いたいことは大体表現しているつもり。
「だったらそれを実名で書いてみろよ。なぁにが風屋だよ」と
別の自分の声も聞こえるけどやっぱりできないなぁ。
検索によりアクセスしてくる人達のことを考えると、
今井さんの名前をココに書くだけでも結構勇気が必要だったんだよ。
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いいこと

2006-02-12 | 風屋日記
昨日のアクセスIP数がちょうど100、閲覧数が222。
きれいな数字が揃って、何かいいことありそう。

今日は久しぶりに朝の予定が何もない日。
・・・ということで、9時まで爆睡。
睡眠不足が解消されて、
ようやく背中の凝りや足のむくみなど
部分的な自覚症状を感じることができた。
あとは夕方、温泉にでも入りに行けばバッチリ!?(笑)

明日から1週間の天気予報をみると
ようやく日中の再高気温がプラスという日が続きそう。
先週の雪はホントに大変だったけど、
いつまでもそんな季節は続かないよね。
「明けない夜はない」
来週の土日は神楽で近隣を回って歩く「春祈祷」。
季節の変わり目は近い?

今日も日が射してきた。
午後からは神楽を頼まれているけれど
とりあえずのんびりしている1日。
コーヒーでもいれようか。
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ワールドキッズ

2006-02-11 | 風屋日記
花巻市国際交流教会が主催する
「ワールドキッズ in 花巻 2006」が今日行われた。
アメリカ、イギリス、中国、ペルーからの
4人の先生を迎えて、子ども達との交流会だ。
先日書いたように、私もボランティアスタッフとして参加。
そして定期考査により部活が休みで
数学の補習もまぬがれた(^^;次男も飛び入りスタッフ。
当人はとても楽しそうではあったが
何しろ市町村合併直後ということもあり、
130人の子ども達はパワフル。
疲れた・・・。
次男も今となりで爆睡中だ(笑)

こういうイベントの何が楽しいといって
多国籍の様々な人達が一緒にイベントを作り上げるということ。
先生じゃなくても、
スタッフにはアメリカ人もいるしインドネシア人もいる。
それらの人達が英語や日本語でコミュニケーションとりながら
1日がかりのイベントを進めていく。
ペルーの人と中国の人が日本語で打ち合わせしている姿は
私にはすごく嬉しい光景だった。

    ◇      ◇      ◇      ◇

ところで、
今年初めてスタッフを勤めたひとりの若くかわいい女性が
イベント終了後の片付けの時「○○さんですよね!?」と話しかけてきた。
「え!?そうだけど・・・」と答えると
「私の母が打ち合わせ会の資料を見ながら『同級生だよ』って・・・」
そういう彼女の顔に面影がすぐに重なった。
「もしかして・・・○○子さんの娘さん!?」
「ハイ!!」
・・・高校時代に私の彼女だった人の娘さんだった。
そういわれてみれば、笑顔も話し方も本当にそっくりだ。
いや、ホントにそっくり。
「実は母からいろいろ聞いてます。卒業アルバムも見ました」
オイオイ・・・(^^;
言われっぱなしでドギマギ、たじたじでは40男の名がすたる。
「母が『すごくいい人だったよ』って・・・」
「何だよ、『いい人』ってのは過去形かよって言っといて」
すこしは面目が立ったかな!?(笑)
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まずは第一歩

2006-02-10 | 風屋日記
今日は、長男がセンター受験した私立の合格発表日。
まずは合格。
その学科を志望した550人の受験生の中から選ばれたわけだ。
彼自身の優先順位からいくと、
願書を出している4校の中では一番下だけど
それはやりたいことができるかどうかという割合だけのことで
人気も伝統もあり、決して悪い大学じゃない。
センター試験の結果から予想通りとはいいながら
自信になっただろう。

一般入試で受ける私立の第一志望と
何といおうと目指し続けた夢の国立がこれから試験だけど、
幸先の良い第一歩。
あと2週間、気を緩めずに頑張れ!!

    ◇      ◇      ◇

「浪人だったら自宅だぞ」と言っていたんだけど、
これで長男の4月からの東京生活が決定。
現役合格はうれしいけれど、
やっぱり家族がひとり減るのは寂しいもんだなぁ。
めでたい巣立ちなので祝福すべきことなんだけどね。
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青春のうた 追伸

2006-02-09 | 風屋日記
♪ 僕達は大人より時間が多い 大人よりたくさんの時間を持ってる
  大人があと30年生きるなら 僕達はあと50年生きるだろう♪
                  「青春の詩」よしだたくろう
50-30=20年。
当時の拓郎が20~25歳だったとして、20年を足すと・・・
あぁ、私は拓郎の言うところの大人の歳を越えてしまった。


それにしても「四畳半フォーク」という言葉が
ユーミンによる命名だったってのは初めて知ったよ。
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青春のうた

2006-02-09 | 風屋日記
お色気さんからの紹介で、
最近発刊され始めたCD付雑誌「青春のうた」を知った。
サイトを見てみると・・・なにぃ~!?
「アルバムレビュー」のコーナーで
「風街ろまん」はっぴいえんど
「かぐや姫さあど」かぐや姫・・・おぉ!!
エッセイでは「あの頃を唄う」と題して
●1973年:オイルショックにベトナム戦争終結
●時代の表現者:加藤和彦と北山修
・・・おぉ!! 買うしかねーべ・・・ということで買ってきた(笑)

通勤帰りの車の中でCDを聴き、家に帰って頁をパラパラ。
私の印象としては・・・かなりガッカリ。
CDの音源はほぼMDとして持っているし、
ギター弾き & 歌唄いとしてはもちろんコード譜もある。
そういう面での期待は全くなかったけれど、
一番期待していた「雑誌」としての中身は肩透かし。
「オイルショックにベトナム戦争終結」とフォークムーブメントを語るなら
せめてもっと多面的にサブカルチャーとして掘り下げて欲しかった。
音楽の思考も多様化している現代とは違い、
当時は音楽そのものがライフスタイルに影響をおよぼしたり、
あるいは極論すると人生哲学まで形成する程の文化だったはずだ。

おまけに加藤和彦のことばがまたしょぼい。
「音楽を楽しめる時代は80年代で終ったと思っている」
なーんて、中年世代同士の井戸端会議のような
「そうだよねー」的な迎合文章書いてどーすんの。
加藤和彦といえば私の世代以上にとってはフラッグシップ的存在。
やー歳とって日和ったねー。

「アルバムレビュー」たるやほんの2行程度のコメント。
今だから語れる秘話・・・みたいな説明があったけど、
全然秘話でも何でもなかった。
ただ買い手の琴線に触れるよう網を拡げただけだったのね。

付録付きでピンポイントにシリーズ化された雑誌が流行り、
はじめは恐竜の模型キットだったり
あるいは昆虫模型だったりとあの手この手だったが、
最近のターゲットはどうも中年、それも団塊の世代か?
ラジオを作るキットや往年の名車のモデルなどが付録に付き、
「こんなんで騙されて買う人いるんだなー」と思ってたが、
騙されたのは・・・私だ(笑)

次号以降は雑誌の中身にはあまり期待せず、
単にCDの音源が欲しいかどうかだけで買うかどうか決めよう。
第2号には・・・ガロ「学生街の喫茶店」があったな。

    ◇      ◇      ◇

女の子達にキャーキャー言われ、歌謡曲のような歌を唄うガロは
当時小~中学生だった私にはあまり興味のないグループだった。
だけど今なら分かる。
彼らが本当に演りたかったのは
クリスビー、スティルシュ、ナッシュ & ヤングのような
ハーモニーを重視したカントリーフォークロックだったのだろう。
そういう意味では、CSN & Yの前身である
バッファロー・スプリングフィールドを目指したはっぴいえんどと同根。
ただ「流行に乗り、売れセンを目指さざるを得なかった」のか
「日本語ロックなどやりたい放題やった」のかの違いなんだろうね。
かたやメジャーレコード会社からのリリース、
こなたURCという超マイナーでアングラを目指したレコード会社のリリース。
そういう環境の違いがガロとはっぴいえんどの差だったのかな。

ガロがのっかった路線も間違いだとは言い切れない。
音楽でメシを食うってのはそういうことだし、
かのクラプトンですら、
最初に所属したルースターズではアイドル扱いだったのだから。
それでも路線変更できなかったのは売れちゃったからなんだろうね。
マークとかトミーとか呼ばれ始めたことが間違いだったのかも知れない。

・・・ということで、どうしようかな>第2号。
西岡恭造やら大塚まさじやら高田渡やら遠藤賢司やらのような
マイナーだったミュージシャンを取り上げてくれるのなら
すぐに飛びつくんだけどなぁ。
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国際交流

2006-02-08 | 風屋日記
無事、今朝も4時に起きられました(^^;
1時間ほど家の周りの雪かき & 車の掘り出しをし、
7時前に会社に着いて、朝礼前にまた1時間以上の雪かき。
もう疲れたよ・・・。

    ◇      ◇      ◇      ◇

長男の国立前期2次試験は今月の25日。
かなり難易度の高い英語が関門だ。
1~2頁も延々と続く評論の長文もさることながら、
5~6分朗読が続くリスニングは
日頃学校の勉強以外で英語に触れることの少ない
地方の学生にはかなりの難問。

・・・ということで、
センター試験後、英会話教室には私の代りに長男が通っている。
2人分の月謝を払うのが大変なので私はお休み(笑)
一応勉強のために行き始めたんだけど、楽しいみたい。
言葉は文化のひとつであり、
単なる文法やボキャブラリーだけではなくて、
言い回しひとつとっても生活や価値観が表れる。
それってちょっとした異文化体験で面白い。

彼は以前、
「オレが勉強したいのは東南アジア~南アジアの言語であり
 英語は大学に合格するために勉強している言語だ」
なーんて生意気なこと言っていたのに、最近では
「大学合格したら第2外国語は英語にして
 他の自由選択科目でサンスクリットやアラビア語やろうかしらん」
というセリフに変わってきた。
ま、英語はできることなら学校(大学含む)の勉強ではなく
ネイティブの友達作って身につけたいらしいけどね。

ココで何度も書いているシャンティ国際ボランティア会(SVA)主催の
アジア子ども文化祭(Asian Children's Cultural Festival-ACCF)にも
大学生になったらボランティアスタッフとして参加したいとのこと。
「その時にはオレもぜひ」という友人もいるので楽しみ。
今年の開催はバンコクらしいぞ。

    ◇      ◇      ◇      ◇

今度の土曜日は、花巻市国際交流センター主催の
「ワールド・キッズ in 花巻 2006」が開催される。
近隣に住む外国人4人を招き、小学生達に異文化体験をしてもらうイベント。
去年に引き続き、今年も私はボランティアスタッフとして参加する。
楽しいんだな、これが。
もともと子ども達の相手するのが好きだし、
何より参加するたびに色んな国の人達と知り合いになれる。

今回はすごいよ。
先生役がアメリカ、イギリス、中国、ペルーで、
ボランティアスタッフの中にもアメリカ人、インドネシア人もいる。
スタッフとはいいながら日本語が分からない人もいるので、
先日の会議の際には近くにいる人達がそれぞれ通訳。
なんかすげーいいなー。
特定の国の人と知人になるのももちろん楽しいけれど、
色んな国の人達が一同に会するのはもっと楽しい。
去年も子ども達が帰った後のスタッフ打ち上げのお茶会楽しかったよ。

そんでもって、今年は次男の部活がちょうどテスト休み期間中。
次男は一昨年のACCFのスタッフを経験していて
これがまた子ども好きの世話焼きときてる。
もちろん外国の人達との交流も大好きなので、
本人も「オレも手伝いで行ってみるかな。」とのこと。
ただし、数学の補習がなければの話らしいけどね( ;^^)ヘ..
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自信作

2006-02-07 | 風屋日記
「雪かきと 会議でおわる 昨日今日」

「4時起床 融けてなくなる 雪のせい」

「重い雪 朝礼前に 疲れきる」

昨日は早朝会議のため4時に起床し、朝メシのパンを齧りながら出勤。
今日は大雪を予測して4時に起床し、車を掘り出して出勤。
会社についてすぐ朝礼まで雪かき、夕方の部は今終了。
別にまだまだやっていてもよかったけど、
あとからあとから降ってきて切りがないからやーめた。
どうせ帰宅してからもまた雪かきだもんね。

今日1日で30cmほど積もったけど、降ってる最中の運転はOK。
氷よりは滑らないからノープロブレムだよ。
心配なのは明日の朝。
凍ってなきゃ良いなぁ・・・。
また4時起床だなぁ・・・。
起きられるかなぁ・・・。
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身に覚えが・・・

2006-02-07 | 風屋日記
今朝の朝刊に載っていたサラリーマン川柳はツボ。

「我が社では 部長のギャグが クールビズ」

誰のことだろう・・・。
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やれやれ・・・

2006-02-06 | 風屋日記
今日はちと相談事があって、確定申告相談会の会場へ。
実は、税務署こそお馴染みだが確定申告の場は初めてだ。

もっとわちゃわちゃ混んでいるかと思ったらそうでもないね。
まずは案内係に用件を言ってみる。
「あー受付だけ済ませて、中へどうぞ。
 ただし今は昼休みなので1時まで待ってもらいますが」
それなら隣の喫煙コーナーで1服つけたかったけど、
まずは言われた通り
ハイハイ・・・ということで、用件を書いた番号札を持って中へ。
次に立っている男性に「こういう用件ですが」と尋ねると
「あー、えーっと、第2相談室に行ってもらえます?」
第2相談室と紙が貼ってある突き当りの部屋を目指して歩き始めると
ものの3~4歩行ったところで別の係員が
「どこに行くんですか?(怒)」
「いや、第2相談室へ行くように言われたんですが・・・」
「いま昼休みで誰もいませんから。
 えーっと(イライラ)、じゃとりあえずここで待ってて下さい。
 1時になったらもう1度私のとこに来て下さい」
12時40分を差している時計を見ながら広い第1相談室の片隅に座る。

周囲を眺めていると・・・係の人達はそんなに忙しそうじゃない。
わからないままに画面に向かって確定申告書を作っている人達を尻目に
何だかヘラヘラ雑談をしている。
「あの~」と誰かが書き方を聞こうとすると
「何? あーだからこうじゃなくて、さっきも言いましたよね」
とポケットに手をつっこんだままの受け答え。
私の隣の人は用紙とたくさんの証明書を前に頭を抱えたまま動かない。
何だかやたらと滅入ってきた。

「はい、じゃあ始めます」
の声に「何始めるんだろう」と顔を上げると、
私の後から同じように「ここで待ってて」と言われた人が
さっきの人の後について出ていくところ。
もしかしたら私も? と思い、慌てて後に続く。
第2相談室には4・5人の係員が壁を背にして座っていた。
「じゃあここに順番に腰掛けて下さい」
とだけ言い残して、先ほどの人はいなくなる。
どうやらその4・5人の方々が相談を受け付けるらしい。

私より順番が前だったおじいさんは耳が遠く、係員が苦労している。
「なぁーにか障害はお持ちですかぁ?(大声)」
「なーんもねぇよぉ。耳がちぃーっと遠いだけだぁ(大声)」
「奥さんはどうですかぁ?(大声)」
「うぢのばあさんはそんなに耳は遠ぐねぇよぉ(大声)」
「いや、そーじゃなくてですねぇ(大声)」
という具合に、大変スムーズにコトは進んでいく(苦笑)
それにしても、10人ほどが並んでいるのに
受け答えをしているのは2人だけ。
あとの3・4人は席に座ったり、立ってどっか行ったり
はたまた別の係の人となごやかに談笑していたり、
なかなかにしてのんびりした光景だ。

長々と描写したが、
私の用件は1時間待った挙げ句に2分で終った。
やれやれ・・・。

税務署の職員の方々は、
お互いに談笑する時のにこやかな顔のままで
相談に来た人達にも接すればいいのにね。
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やっちまった

2006-02-05 | 風屋日記
昨日の朝は氷点下13度の冷え込み・・・ってことで、
久しぶりに洗濯機用の水道を凍らせちまった。
外の管や元栓付近をバーナーで暖めても効果なし。
同級生の水道屋に電話したら
「あー、お前は71番目。順番待ちだよ」とのこと。
昨日はしゃーないので、とりあえず予定通り
バンドのメンバーの飲み会へ。
夜もまぁ寒かったな-。

さて今日は母ちゃんが仕事で1日家にいない。
現在息子2人と手分けして、
洗濯 & 朝食の食器洗い & 犬の散歩の最中。
水道がダメなので、
洗濯はいちいち風呂からポンプで汲み上げる。
やー面倒だ。

今日はこの後、ディーラーで事故被害修復の見積もりもらい、
今度の土曜に迫ったワールドキッズのスタッフ会議もある。
やれやれ忙しいものだ。

母ちゃんは夜8時頃にならないと帰って来ないから、
夕飯の事も考えなアカンなー。
3人でどっか食いに行こうかしらん。
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事故

2006-02-04 | 風屋日記
オカマ掘られた。

昨日は日中も氷点下の真冬日ながら日は射した。
おとといから昨日の朝にかけて降った雪が
お日さまに照らされて中途半端に融け、
夕方の冷え込みできれいなスケートリンクに(^^;
ご丁寧に暗くなってからチラついた粉雪がその上にかかって
氷にパウダーを振りまいた状態。
後から見たら、その時点ですでに-7度。

前の車が赤信号で停まったので、私も停まろうと思ったら
・・・音もなくすーっと・・・止まらない。
しゃーないので
車道と歩道の間に1.5m近く積み上げてある雪の壁に擦るようにして
ようやく停める事ができた。
停まろうと思ってから20mくらいはかかったかな!?
「やれやれ」と思っているところへ、後ろからドーン!!
小型のワゴン車が横向きになって、
私の車の左後ろの角に横っ腹からぶつかり、
その反動で(滑りながら)渋滞していた反対車線の車にまたドーン!!

それから3台で近くの警察署へ出向き
(この季節、事故は多いし、寒いしで、現場検証はしないらしい)
事情聴取 & 事故確認。
おまけに対向車の女性運転手が免許不携帯だったことも判明し
彼女へしばしのお説教なんぞがあり、1時間半後ようやく解放された。
ま、あの道路状況じゃ誰が事故ってもおかしくなかったよ。
私だって危ないとこだったしね。

被害は私が一番少なく、バンパーと右テールランプ周辺だけかな?
さすがはアメリカへの輸出仕様車。
対向車は運転席側のドアを交換という事になるだろう。
一番悲惨だったのは2台にぶつかった小型ワゴン。
私の車の角に横っ腹をぶつけて、後ろのスライドドアがめっちゃり。
対向車にぶつかった右前のフェンダーもヤバい。
運転していた若者は「すいません」と言いながらかなりブルーな表情。
「任意保険は?」と聞いたら「えーと、どこだっけな」と言いつつ
どうやらあの表情だと入っていないらしいな。

とりあえず物損事故として警察では受理されたけど、
正直に言うと首から背中が張っていて
車を運転していても左右の方向確認がしんどい。
でもなー、病院行って「事故で」というと、
第3者行為扱いとなって健康保険が使えないし、
任意保険に入ってないんじゃ医療費支払いは辛いべなー。
雪道で転んだことにでもしようかなー。
車の修理代は払ってもらうけどね。
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不定期連載 風屋の「正しい岩手弁講座」

2006-02-03 | 風屋日記
概して誤解されることの多い岩手弁。
日本語とは一線を画すほど理解が難しい津軽弁や
発音からして日本語ではない(笑)秋田弁に比べると
あまり知られることのないマイノリティーにスポットを当て、
風屋が正しい岩手弁について熱く語る不定期連載スタート。

●めんけー
「かわいい」の意。
全国的に知られた東北弁の代表は「めんこい」だが、
こんなにきれいに「めんこい」と口にする人はいない。
もしそんな風に言う人がいたら、
県外の方を意識して岩手弁の雰囲気を味わってもらうため、
わかりやすいように話していると思って間違いない。
(例文)
おら、おらえのあだりだば いぢばんめんけーんだでば!!
《アタシは近所では一番カワイイんだってば!!》

注)ちなみに、よく昔話などで「オラは」という言い方をしているが
  「オラ」は 「オレは」→「オレぁ」→「オラ」
  と音便化し、助詞まで含む代名詞となった特殊なことばなので、
  「オラは」と使うと「オレはは」と助詞が重なるので、誤用である。
   「ボクぁ幸せだなぁ」の「ボクぁ」と同じ。

●おばんでがんす
「こんばんは」の意。
「おばんです」なら知っているぞ、という方もいると思うが、
それはほとんど標準語であり、岩手人同士ではそんな風に言わない。
「~でがんす」は岩手弁特有の優しく丁寧な言葉。
相手の意見に同意する時も「そでがんすの」と言おう。
(例文)
訪問者「おばんでがんすぅー、いだっか?」
家の人「あんやー寒がえ? まんつおひぇれんしぇ。ねまってってー」
《訪問者「こんばんは。誰かおられますか?」
 家の人「あら寒かったでしょ? 入って下さい、休んでいってね」》

●おしょす
「恥ずかしい」の意。
「おしょし」「しょす」「しょし」など色々な言い方あり。
「お」は丁寧な言い方をする時の接頭語だと思われる。
通常は「しょす」であり、「しょし」は訛っていると思われているが、
語源は時代劇などで聞かれる「笑止千万」の「笑止」。
従って、実は「しょし」の方が語源に近い。
大方の人達が訛って覚えている。
(例文)
あんや、手ぇつないだりしたらしょすがべじぇ
《えー!? 手をつないだりしたら恥ずかしいじゃない》

●~づぐ
主に擬態語、擬音語の後にくっつけて形容詞にする便利な言葉。
標準語では「~めく(例えば『春めく』など)」に近い。
「~めく」より便利なのは擬音語がそのまま使えることだ。
ちなみに「~づぐ」の「づ」は「ず」ではない、たぶん。
(例文)
グダグダづぐ、キラキラづぐ、メタメタづぐ・・・and more
「何たらや、道路がデラデラづく凍ってらじぇ」
《何だよー、道路がテラテラ凍っちゃってるよー》

●~ナス
文節ごとにつけることにより
簡単に丁寧な言い方にすることができて便利。
標準語における「~でね」とか「~でさぁ」のように使用。
リーダー役として地域的な社会的地位が高い人などと話をすると
やたらコレをつけている話し方を聞くことができる。
(例文)
あのナス、そんでナス、茄子がナス・・・
《あのですね、それでですね、茄子がですね・・・》
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I'm afraid of...

2006-02-02 | 風屋日記
年明けからはあまり雪が降らず、
道路の雪も徐々に融けて、路面が出ていた。
・・・にもかかわらず、昨日半日で簡単に20~30cmの積雪。
あっという間に1歌月前の状態に逆戻りだ。
この間、必死こいて氷を割ったりした労力は一体何?
今朝はまだ降ったばかりだから車も走りやすかったけど、
帰る頃にはトラックのチェーンの跡が残ったまま
中途半端に融けたものが凍ってツルツルなんだろうなー。
デコデコいいながら、左右に滑りながら
何とか帰るしかないけれど、┐(´ー`)┌

    ◇      ◇      ◇

小泉さんから格差容認発言。
「努力した人が報われる社会」というが、
努力の有無が収入に結びついている人達がどれだけいる?
逆に不労所得で儲けている人達もたくさんいるわけで、
格差容認発言は「やっぱそういう考えだったのね」という感じ。
医療保険の負担増、所得税の特別控除の撤廃だけでも
充分に普通のサラリーマン層にとっては大打撃。
彼らは「努力してない」ということなのだろうか。

まして老人健保や老齢者控除枠の撤廃は
高齢者層を「低所得者になるのは当たり前」として扱うことになる。
そうでなくとも消費税や介護保険料の自己負担に加え、
今後は年金支給基準も年々下がっていく。
掛け金だけはどんどん上げながら梯子をはずすようなもん。
彼らも「努力してない」ということなのだろうか。

地域格差はどうなんだろう。
例えば岩手の過疎と呼ばれる地域に住む人達は努力してない?
高速道路や鉄道などの公共交通網と
Bフレッツはもちろん、ISDNすら通っていない情報網という
いわばリレーションシップとしてのインフラ整備を
「効率化」という名目で見直しているのは国。
結局は格差を国が作り出しているのだ。
全ての国民に対して「都心に住め」ということなのだろうか。
東京都の日本全体に対する人口比率は1割。
地方の9割の人達が生み出し、納めている税金を
「効率化」のために都心にだけ注ぎ込むのはいかがなものか。

地方の人間は高速道路を通らないと病院にも行けず、
近くにある唯一の金融機関が郵便局だったりするのだ。

このまま「格差容認政策」が続けば
低所得層と地方がどんどん切り捨てられていくのでは?

    ◇      ◇      ◇

防衛施設庁の官製談合事件がニュースになっているけど、
耐震偽装事件やホリエモン逮捕ほど熱い話題にならないのはなぜ?
税金を自分達の保身や高収入のために好きなように使われた、
もっと国民全体が「ふざけんな!!」と怒って良い事件なのだが。
防衛施設庁OBへの待遇が業者選定の際の評価基準?
冗談はよしこさんだぜ。
呆れるばかりだ。

ただ、このニュースでふとコワく感じたのは、
この事件を受けて政府が考えた対応策。
防衛施設庁を廃止して、防衛庁に組み込むだって?
これじゃ防衛庁の権限が強くなり、何でもできるようになっちゃう。
今までは防衛庁が何か欲しいものがあっても
防衛施設庁と財務省という2つの関門を通らないと国会に出なかった。
それが1本になったんじゃ、関門は財務省だけじゃん。
まして現在のように
次の椅子を狙うために首相の太鼓持ちをやってる財務大臣じゃ
歯止めにも何にもならないんだろう。
防衛庁、自衛隊の権限&役割強化と憲法改正を目論む方々にとっちゃ
渡りに船の事件だったんじゃないの?

だいたい、防衛施設庁っつーても、それは単なる概念上の組織。
解体しようが、防衛庁と一緒にしようが、
その組織を構成する人間は全く変わらないわけで、
再発防止のための施策なしに組織だけいじっても変わりはない。
前段の心配&恐れが杞憂だったとしても
この組織変更は単に国民の目を誤魔化すためのものとしか思えない。

防衛庁の権限&役割強化もさることながら、
目先の組織変更に簡単に騙される日本国民に恐れを感じる。

    ◇      ◇      ◇

I'm afraid of・・・
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祝!! 甲子園出場

2006-02-01 | 風屋日記
一関学院が、春のセンバツの希望枠出場が決まった。
岩手の高校野球にとって、センバツはひとつの壁。
なにしろ通常東北地区の代表枠は2つなので、
宮城の東北高校、仙台育英、青森の青森山田、光星学院、
秋田の秋田経法大附属、秋田商業、
福島の学法石川、山形の羽黒、酒田南など
そうそうたる強豪校に押されてなかなか代表になれなかった。
今回の東北代表も
光星学院と秋田商業のおなじみ2校。
そこに守備力が評価され希望枠で当選したのだ。

私の母校の野球部(長男、次男が在籍)は
不思議に一関学院と縁がある。
3年前、2年前と、2年連続一関学院に夏の大会は敗退している。
2年前の秋季大会(現3年生の新人戦)も1回戦が一関学院。
この時には8回まで1-2で善戦していたが
最終回に満塁ホームランを打たれて散ってしまった。
まだ自らは対戦したことのない現2年生、1年生も
そんな経緯から意識してしまう相手だ。

一関学院は私立高校だが、
ほとんどのメンバーが(県境近くの宮城県も含め)地元の出身。
花巻地区の中学校から進学する選手もたまにいる。
うちの息子達が小~中学校と対戦したことのある選手がいたりと、
シニア出身というよりは地元の中学校の軟式出身者ばかりだ。
以前、公立の進学校に合格できなかった子が入学、
「甲子園に出場して国立大学に進学する」という目標を持ち、
監督や周囲からの応援により両方果たした選手もいたとのこと。
長く指揮を執っている沼田監督の人徳も定評あるところ。

1年の時から投げている、
キレのある変化球が武器の左腕太田投手を中心に、
例年通り守りを固めて、ソツのない攻撃をする一関学院。
甲子園出場を心から祝福したい。
太田君の球は全国でも通用するはず。
頑張れ。



※希望枠・・・各地区代表と補欠校を決定した後、全国の補欠校
       の中から最も守備力のあるチームが選ばれる枠。
       2年前にも東北地区から秋田商業が選ばれている。
コメント (2)
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