風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

カンタくん卒業式

2018-07-26 | 世界・平和


昨夜は花巻市に地域おこし協力隊員として東京からやってきた
カンタくんの3年任期満了に伴う卒業式第2段。
第1段は先週末東京で、第3段は今週末西和賀町で、
そして最後の卒業式は任期満了日の31日に本拠地カンタハウスで
それぞれ行われた(る)。

花巻での昨夜は農家カフェファームプラスにて
付き合いのある農家さんや知人、友人、市役所の方々など
20人以上が集まってのバーベキューとなった。



カンタくんは初めからトレードマークであるチンドン屋の白塗りで



まさかのアンパンマンのテーマを弾き語るというパフォーマンス。
大いに盛り上がった。
彼が花巻に溶け込み、みんなに愛されるようになるまでには
おそらく彼なりの戸惑いや、迷いや、艱難があったと想像する。
しかし、たぶん良い意味での開き直りや大雑把さを持てたことが、
そして(マチココスタッフやチンドン屋までやり始めたりして)
自らも積極的に人とのつながりを持ち続けたことが、
これだけの人たちの支持を集める結果になったのだろう。

大迫町という、伝統的生活風習も残る山間の町で
ぶどう農家の支援が彼の当初のミッションだったのだが、
3年目にはとうとう自分でぶどうを作り始め
いまでは「ぶどう農家」と名乗り始めてもいる。
昨夜の、今後の決意表明では
「任期が切れた後も、あと3年、30歳になるまで大迫に滞在し、
 ぶどうを作り続けながらそれからの自分の人生を考えたい」
と宣言していた。
3年後、そのまま花巻に移住するのか、東京に帰るのか
という選択をするみたいな話だったけど、
そして集まった人たちも
「そのまま花巻にいるんでしょ」みたいなニュアンスで応えていたけど、
人生の選択は二者択一ではない。
そのどちらかでも良いし、第3の道を選んでも良い。
あるいはどちらかに決めず、
2拠点で花巻と首都圏の架け橋になるのもアリだ。
彼の人生は始まったばかり。
毎日を、人とのつながりを楽しみながら、
やりたいことを続けてみれば良い。
そのうちに自然にその先の道が見えてくる。
花巻市にとってはもう欠かせない人材になっているんだけどね(^_-)
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