なにげなく見始めたTBSのドラマが意外に面白く
ついつい最終回前に原作本を購入、
半日ほどで一気に読み終えた。
解説によると、版元からの宿題であるテーマに沿い
そこからストーリーを組み立てた作品とのこと。
ミステリーとしても確かに面白く
結末には唸ってしまったし、
伏線の入れ方やストーリーの組み立てにも舌を巻いた。
しかしこの作者の真骨頂は
登場人物たちの心理描写のあるのだと思う。
特に主人公である深瀬と、死んだ広沢の友人だった古川。
この2人に共鳴する読者もたくさんいるのではないか?
それが主テーマの作品といってもいいほど。
だから、申し訳ないけど
ドラマにオリジナルで追加された
村井や谷原、浅見それぞれの個人的苦悩は
正直言って必要なかったのではないかと思った。
文字作品を映像化して、よりリアルに見せるためには
必要な演出だったのかもしれないけれど
深瀬の人生が希薄になってしまった感は否めない。
ドラマはよりおどろおどろしいミステリーになっているけど
どこのでもいそうな深瀬の苦悩を読ませる作品としては
それらの演出も必要ないのではないかと思った。
そういう意味で(ドラマも面白いけど)
小説とドラマは違うテーマの作品なのだと思う。
小説では、深瀬の今後(といううか次の瞬間の行動)が
とても気になり、余韻となって残ったが
さてドラマではそれがどう描かれるのかが見もの。
今週が最終回(じゃなかったかな?)
「リバース」湊かなえ:著 講談社文庫
自分も「リバース」読みましたよ。
面白いですよね。
登場人物の心理描写が素晴らしかったです。
そのうえ読み終わった後のゾッとする感じをすごいと思いましたよ!
ドラマも観ていますが最終回が楽しみです。
心理描写はこの作家の真骨頂ですね。
単なるミステリーとはまた違った作品だと思います。
神崎さんもミステリーを書かれるのですね。
私はあまりミステリーものは普段読まないのですが
(というより、読む余裕がない^^;)
神崎さんの作品も面白そうですね(^^)
そのように言っていただいて嬉しいです。(笑)
ぜひ拝読させていただきます(^^)
本当に嬉しいです。(笑)
面白いと思っていただけたらいいのですが。
ちょっとがっかりの内容でした。
小説とはまた別の作品ですね。
映像化は難しいと改めて認識しました。
確かに小説とは別の作品でしたね。
原作と映像化されたものは別物と考えたほうがいいのかもしれません。
それでも映像化は難しいところがあるんだと思いますよ。