goo blog サービス終了のお知らせ 

風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

「冷たい夜」

2025-01-09 | 文化
冬の夜に
私の心が悲しんでいる
悲しんでいる、わけもなく……
心は錆びて、紫色をしている。
丈夫な扉の向うに、
古い日は放心している。
丘の上では
棉の実が罅裂ける。
此処では薪が燻っている、
その煙は、自分自らを
知ってでもいるようにのぼる。
誘われるでもなく
覓めるでもなく、
私の心が燻る……

 (中原中也「在りし日の歌」より 1936年)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「中央線」 | トップ | Machicoco便り vol.123 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

文化」カテゴリの最新記事