風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

盛岡の夜

2023-02-11 | 生活の風景

昨夜はアイドル評論家で作家の中森明夫さんの講演会。
盛岡にある歴史的建物の県公会堂での開催だった。
最近刊行された、寺山修司を扱った小説の話が中心だったが、
話はそこから石川啄木、宮沢賢治、宮台真司から
カルメン・マキ、南沙織、
バルザックやドストエフスキーまで。
「おたく」という言葉を定義し定着させた人だから
もっとクセが強い人かと思っていたけど、
話はとても面白く、あっという間の1時間半だった。
本物の「おたく」とは、単なる「推し」ではなく
興味の分野を徹底的に深掘りして探究している人なんだと納得。
印象に残った言葉は
環境と、長い間の積み重ねによる人の関係性でできている岩手」

講演会の後は場所を移して懇親会。



同年生まれの中森さん(学年は1年上)なので
同年代ならではの話もいろいろと。
あまり話し込んだりはできなかったけれど
とても親しみやすい人で名刺交換できた。

大雪という脅しがニュースで散々流れたためと
懇親会の後は知人の店に行こうと思っていたので
昨夜は盛岡でホテル泊まり。
(ポイントが貯まっていたので無料だったから
 電車賃やタクシー代考えればお得)
ところが、雪は盛岡ではまぁいつもの感じ。
構えるほどじゃなかったし、
知人の店は大雪報道のせいかお休みだったし、
知らないバー見つけたらぶらりと入ってみようかと思ってたのに
ホテルまで帰る道すがらに見つけられなかったし、
ちょいとばかり肩透かしではあった。
ま、講演会も面白かったし、
懇親会では結構実のある話ができたし、
良かったことにしようか。

一番嬉しかったのは
さわや書店の栗澤さんから
「マチココぼちぼち売れてますよー。
 これからも楽しみにしています」
という話が聞けたことだった😊
コメント
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