風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

早池峰の女神

2020-05-21 | 生活の風景
さて、先日「お山カフェ アスチルベ」さんでランチの後
せっかくのドライブだったので周辺を散策したり
さらに奥の登山口周辺までのドライブしたりしてみた。


岳集落の入り口、登山者のための駐車場そばにある
稗貫川に架かる橋からはみごとな渓流が見られる。
雪解け水の勢いがすごい。




早池峰神社は岳神楽の本拠地。
歴史の息吹がそちらこちらで感じられる。
今は神社だが、廃仏毀釈前は修験の道場であった由。
本殿は文化財指定。



早池峰神社から車でさらに登っていく。
途中いくつもの滝がある。
古の時代、修験の行者が駆け回ったのはこういうところか。
水がとにかくきれい。


最初の登山口である河原の坊には休憩所が。
そばには宮沢賢治の詩碑もあった。
このあたりからは道路脇に残雪が残っている。


もう一つの登山口である小田越えには駐車場がなく
車1台が分しかない道路幅で停車すらままならなかったが
途中のすれ違いコーナーで急ぎ女神の姿を撮影。
山肌に残る残雪が、早池峰の神様「瀬織津姫」の姿になっている。
その神々しさに思わず手を合わせた。

例年なら山開きは6月上旬なのだが
今年はコロナ禍により登山自粛ということらしい。
神の山は、今年は静かに鎮座してもらおう。
コメント
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