風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

親父の誕生日

2019-03-13 | 風屋日記
今日は亡父の誕生日。
生きていれば96歳になる。
亡くなったのは69歳の時だから、もう27年。

親父は5人兄弟の末っ子で、
20も上の明治36年生まれと、明治38年生まれ、明治40年生まれ、
そして大正3年生まれの兄たちがいた。
長兄は親父が2歳の時に22歳で結核により亡くなっていたし、
次兄以下の兄たちも親父が物心つく頃にはもう家を出、
ほぼひとりっ子のようにして育ったらしい。
ってことで、親父が生まれた時には祖父はもう50歳近い。
明治10年ごろの生まれらしい。
・・・維新から10年しか経っていない長州だ(^^;

親父は(小さい頃に長兄から感染されたとよく言っていたが)
病気で結婚も遅く、私が生まれた時には38歳になっていたから
(当時としては、初子を持つにはかなり遅い年齢)
我が家は他の家より1世代ぐらい間延びしているのだ。
だって曽祖父の時代に明治維新だもんな(笑)
祖父は職業軍人で日露戦争にも行ったと聞いたことがあるし(^^;
(赴任先が盛岡駐屯地だったためにいま私は岩手に住んでいる)
曽祖父である菊松さんの頃はちょんまげ結ってたんだねぇ。

人はひとりで生まれ育ったわけではない。
父がいて、祖父がいて、曽祖父がいて、更に昔の先祖がいる。
もちろん母や祖母や曾祖母もいるから
そういう人たちがたまたま出会い、子を成し、
それが受け継がれて今の私がいるわけだ。
確率計算できないほどの偶然の積み重ねの結果だ。

親父の誕生日に、親父が生まれた頃のことを想像しながら
そんなことを思っている。

おめでとう。
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