風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

プチ花巻まち散歩

2018-01-09 | 散歩
日曜日に見たNHK特集「人体〜神秘の巨大ネットワーク〜」。
このシリーズは人体の中にあるたくさんの機関や臓器が
他の機関や臓器に対して働きかけるさまざまな情報物質を
過去の常識に捉われることなく新知識として取り上げている。
おや、まぁ、
昨年11月に出版された、鎌田麻莉さんの本
心で触れるボディワーク
 〜世界で愛される癒しのエサレンメソッド〜

にも通じる内容じゃないか・・・ということで
とても興味深く見た。

一昨日の放送は第3集の「骨が出す!最高の若返り物質」。
なんと、骨は単なる体を支えるカルシウムの塊ではなく
自らさまざまな情報を伝達する物質を出しているとのこと。
それは記憶や筋肉生成、精力などをコントロールするという。
だから高齢者が転んで骨折したりすると骨の力が弱くなり
一気に体が弱るのだとか。
それを防ぐには骨に刺激を与え続けて骨自身の生成を
常に促す必要がある・・・という内容だった。
一番いいのはランニングやウオーキングだということを聞き
さっそく昨日、花巻市内を散歩してみた。
(ここまで前フリ 笑)

末広町駐車場に車を停め、まずはぶらりと駅方面へ。
お昼間近だったので、普段車では行きにくい店に行こうという算段だ。



ということで、約10年ぶりに「みな食堂」へ。



グツグツいってる鍋焼きうどんで汗が出た。
さすがのクオリティ(^^)

食後はみな食堂前から路地を通って吹張町〜掘割へ。
ここもかつてはたくさん家や店が並んでいたところだったけど
今はもう歯抜けとなり、残った家々も古びている。
空き家もたくさんありそう。
掘割の坂を下って行くと、これまで気づいたことなかった石段が。
上にはお社があるらしい。



石段を上ってみると、家人の勤務先(旧花巻南高校)のすぐ真裏。
「こんなとこがあるとは気づかなかったー」と
さっそく碑や由来板を見てみると、
四日町の広隆寺に由来がある古稲荷とのことだった。
小さな社務所の中はきれいでお茶道具なども揃っているようだったから
たぶん今でも近隣の公民館的に使われているんだろうね。
花巻に生まれ育って60年近くたつけど、初めて知った場所。

新道交差点から坂本町へ入り、後藤畳屋さんの向かいから路地へ。
この道は昨年マチココスタッッフで歩いた道なので
偉そうにいろいろ家人に解説しながら歩いて行ったら・・・びっくり!
昨年歩いた時には残っていた、
かつて労働組合の施設だったらしい大きな建物が跡形もなくなり、
「売地」の看板が立つ更地になっていた。
実はここは私が小学校低学年の頃、
父の日作文コンクール?で若葉小学校代表となり朗読した場所。
近くの徳富歯科にかかってその辺りはよく知っていたから
今も鮮明に記憶に残っている。
知らないうちに花巻も変わってきているんだなぁと
ちょっと寂しい気持ちを抱きつつ、歩を進めた。



しばらく行くと、高校時代にはよく通った通称「洞門」。
東北本線の下を流れる川の上に木で通路が作られている場所だ。
今はこんな姿となっているけれど、かつては道路と繋がり
駅の西側に出る近道だったので、自転車でくぐり抜けていたのだ。
よくもまぁこんな道を通ったものだ。
社会人になってからはなんと車でもここを通った記憶がある。
トンネルを抜けると砂利道の急な上り坂だった。

のちにできた新しいトンネルをくぐって駅の西側に出る。
西口近辺にはかつて喫茶店が2軒ほどあったが
1軒はまだなんだか営業しているような風情。
この日は「定休日」の札が出ていたけれど、また行ってみよう。
そこから線路沿い(かつての花巻電鉄廃線跡のサイクリングロード沿い)に
ブラブラ歩きながら、今度は跨線橋の万代橋を渡って駅前大通りに戻る。





ここは昔花巻電鉄が通っていた電車道。
駐車場に見えるところが「中央花巻」の駅だったところだ。
昭和の終わりまで文化劇場という、親父の友人経営の映画館があった。





駅前大通りから末広町にかけての表通りに戻る。
空き店舗や空いたビルがいくつもある。
これらもうまく行かせれば面白いと思うんだなぁ。





花巻人のソウルフードであるおちゃ餅で有名な照井だんご屋。
この建物は大正時代からのものがそのまま使われていて
昔は大正活版所という印刷所だった。
宮沢賢治さんの処女詩集「春と修羅」はここで印刷されている。

トイレに行きたくなったこともあり(笑)この日の散歩はここで終了。
これだけでも5千歩を超える歩数を稼げた。
花巻は歩いてみるといろいろ魅力を再発見できるけど
健康のために歩くってのもアリです(笑)
コメント
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