風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

懸念

2017-04-13 | 世界・平和


東証株価指数がじわじわ下がっている。
一時は「トランプ効果」といわれ
年明けから週刊誌などは
こぞって「買い時」と煽る記事を掲載し
好況感を演出していた。

・・・が、ホントにそうか?
と冷ややかに見ていた人も多いと思う。
そうでなくとも保護主義は閉塞感を招き
早晩行き詰まることは歴史が証明している。
ましてトランプの場合は、経済政策というよりも
あくまでポピュリズム政策として
「America great」を成したいための政策だから
その思想に経済的な裏づけはない。
それどころかドル安誘導まで行おうとしているのが
はじめから見え見えだから円は高くなる。
日本国内の輸出産業もトランプの脅しによって
アメリカへの投資ウエイトを高くせざるを得ないので
当然日本国内への投資はおろそかになってしまう。

また外交においても同様。
彼の恫喝外交により、
中東や東アジアは予想以上の速さで緊張感が増している。
これは当然信用不安に直結するだろう。
どう考えたって東証株式が高騰するわけがない。
ワタシのような素人が考えたってわかること。

ではなぜ各マスコミは「買い時」を煽ったのか。
株価暴落を懸念した与党主導で
もしかしたらマスコミを使った世論操作じゃないのか?
週刊誌の見出しを見ながらそう感じていた。
もしそうなら・・・
日本という国は恐ろしい時代に突入している。
コメント
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