風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

コンプレックス

2005-03-28 | 風屋日記
ひとそれぞれにコンプレックスはあろう。
どんなに周囲から完璧な人間に見えても、
あるいは「自分は完璧だ」と口で言っても、
心の底にはどこかしらコンプレックスがあるはずだ。
(もし本当に完璧な人がいたら、とんでもなく嫌なヤツに違いない)
キムタクや竹内結子や、あるいはハリウッドの大スター達でさえ、
例えばどこかしら容姿上のコンプレックスを抱えているらしい。
私が多数のコンプレックス持ってるのは当たり前だよね。

容姿上では、それこそ数えきれない程のコンプレックスがある。
首から上だけでも歯並びが悪いとか、唇が薄いとか、
鼻が大きいとか、耳たぶがでかいとか、眉が太いとか・・・
一定年齢以上の男性に共通する悩みである、心細い毛髪ってのもあるし、
顔がでかくなって(太って、顎も2重3重になって)きたのももちろん。
ほーら、ざっと挙げてもこんだけある。
ヤレヤレ・・・

ま、若い頃に比べて、この歳になるとあまり容姿は気にしなくなり、
「これがオレだ」的な開き直りは当然ある(そこがオヤジ)が、
首から下のコンプレックスも(ヘソから下はもちろん)推して知るべし。
身体能力的にも、神楽以外の踊りが下手とか体が固いとか
これまたすべては挙げられない程あるなぁ。
書いているうちに段々凹んできた(笑)

気を取り直して・・・
自分で一番コンプレックスに感じているのは性格。
それも「背骨」とも言うべき芯の強さに欠けるところだ。
「君が代は国歌と認めない」といいつつ、国歌斉唱になると起立して歌う自分。
「イラクへの自衛隊派遣反対」とか言いながら、
反対集会へメッセージだけ(しかも匿名)を寄せ、後は家でぬくぬくしている自分。
閣僚の発言や他国の言い分に頭にきていながら、
自分の名前や姿を堂々と晒して文句を言うことができない自分。
それらのことをコンプレックスに思いながらも
「自分のできることをする」とか何とか、自分すら誤魔化している自分。
自分の考えの元に、堂々と行動できる人達を眩しく思う。

そういうことを考え出すと、段々自分が卑屈になる。
そして、他人に対して余計に気を使ったりしてしまう。
誰かと会うのに「こんなオレと会ってもしゃーないよな」とか
「オレなんかから誘われたって迷惑だよな」とか。
自分に自信が持てず、すべて歳のせいにしたりして・・・。
ま、年齢と、加齢に伴う色んな変化も
ここんとこ充分にコンプレックスのひとつなんだけど。
コメント (2)
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