中学校卒業おめでとう。3年間はどうだったかな!?
君は友達にはとても恵まれていたように思うがどうだろう。
真摯に野球やサッカーに打ち込み、心から相手のことを思いやれる友達。
特に野球部のヤツらはいい仲間だったね。
君が小学校、中学校と主将ができたのは彼らのお陰だと感謝しなければいけない。
君のいいところは、仲間を思いやれるところ。
ポジティヴな思考で周囲の人達のモチベーション(やる気)をひきだせるところ。
そしていざという時の集中力。
昨年のACCFのボランティアリーダーでも君のいいところが生きたね。
大学生や社会人に混じってのボランティアはいい経験だったろう。
生き生きと走り回り、出演の子達に向ける視線も優しかった。
終わった後の君は、1週間前とは違う大人の顔をしていた。
遠くから、交通費をかけてでも参加させてよかったと心から思ったよ。
さて、義務教育は終わった。
法律で守られ、事前に作られていた道ももう終点だ。
ここから先の道は君自身が自分で作っていかなければならない。
同級生達もみんなそれぞれの道を歩き始める。
君が野球を始めてからずっと、父さんはコーチの役目で一緒にやってきたし、
勉強や生活についても色々注意してきたが、それもここまで。
これからもアドバイスはできるが、基本的には君自身が自分で考えなければならない。
そのために必要なことは、「目標を持つ」「夢を抱く」ということだ。
どちらも君が小さい頃から父さんが言い続けてきたことだ。
目標のないノックを1時間続けてもうまくならない。
明確な目標のあるノックなら5分でも成果は出る。
勉強についても同じことだ。
「夢を果たすために、今自分がしなければならないことは何か」
これが君自身のモチベーションを引き出し、力をつける。
大きな目標を持ち、大きな夢を抱け。
仮にそれが夢で終わっても、それに挑んだプロセスが
必ず君の血となり肉となるはずだ。
君のこれからの課題は「意志を強く持つ」ことだと思う。
安易に流れる自分に負けるな。
負けそうになった時には、自分の夢や目標を思い出すといい。
きっとそれらが君をまた奮い立たせてくれるに違いない。
それから広い視野を持ち、何にでも興味を持って欲しい。
世界は広く、たくさんの人達が色んな思いで生活している。
ACCFを経験している君はそれを感じ取れるはずだ。
そして高校で、さらにいい仲間達と出会って欲しい。
父さんを見ていて分かる通り、高校時代の友人は一生の友人だ。
仲間達と、お互いの夢や目標に向かって切磋琢磨すればいい。
高校の3年間を充実させてたくさん楽しめ。
これから先、父さんと母さんは後ろから見ているよ。
君が君自身の道を切り拓いていく姿を。
そして何か困った時には聞きに来ればいい。
時には後ろを振り返りたくなることもあるだろう。
私達はいつでもそこにいるし、どんなときでも君の味方だ。
卒業おめでとう。