「蛇口をひねれば水がでる。ありがたいね。水やりが楽で便利になるね。手を洗えるのがいいね」と口々に仲間と水道が来たのを喜びあった。
約10年前までは、五ヶ瀬川のコノハナロードで2人で桜守をしていた先輩は、日照りの時は車に水タンクをいくつも積み郊外の陸上競技場まで一日に何度も往復し、まだ幼木だった桜に水やりをしたそうだ。
その後、道路沿いに水道管が来て、そこからホースを引き、大きい水タンクひとつにためてバケツやひしゃくで花壇やプランターにも使っていた。
なんという隔世の感だろう。
宮崎県延岡市 露木恵美子(70) 2022.4.16 毎日新聞鹿児島版掲載
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