5月中旬のこと。小雨の降っている日でした。足の少し不自由な私は杖をついてスーパーに買い物に行った帰り。左手に杖をつき右手に大きな荷物を持ち外に出て見ると、小学3年生くらいの男の子が近づき「荷物を持ちましょうか」と言って荷物を取り、車まで運んでくれました。急いでいた時でもあり大助かりでした。この少年は私が頭を下げてお礼を言うと軽くおじぎをし、さわなかな笑顔を残し去って行きました。こうするのが当然というごく自然な態度をとても好ましく感じました。私は手を振って、少年の真心に答えつつ家路につきました。
出水市 橋口礼子 2011/6/16 毎日新聞鹿児島版掲載
出水市 橋口礼子 2011/6/16 毎日新聞鹿児島版掲載
年配者が乱れたら、若者は無軌道になり、そして児童の感性も狂うのかも知れません。
この少年の回りの人々が、きっと素晴らしい感性の持ち主なんだ思います。
また、この事象を書かれた橋口礼子さんの感性も素晴らしいと妻から聞きました。