はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

柿の実

2009-12-07 17:54:09 | はがき随筆
 渋抜きの方法を添えて渋柿をもらった。早速湯飲みに焼酎を用意し柿のへたにたっぷりとつけて2回転させる。ビニール袋にへたを上にして並べ終え、残りの焼酎を全体にふりかける。ビニール袋は二重にして口をしっかりと結ぶ。天日に3日当てたら渋が抜けるらしい。
 太陽でぬくもった柿の袋は日没と同時に室内で布団をかけて余熱の状態にする。このところ天気が悪くて快晴はまだ2日。明日はいよいよ3日目の晴? うまく渋が抜けてくれるかなと楽しみな柿の実でもある。
柿の実のあふるる秋に思ひ出す
  やさしき姑のあの言の葉を
 霧島市 口町円子(69) 2009/12/5 毎日新聞鹿児島版掲載

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