令和元年度全国戦没者追悼式に参列した。鹿児島県からは遺族63名と県職員の方々が参列。台風の接近と通過をかいくぐっての飛行だった。今年は幸運にも席が前の方で天皇、皇后両陛下を近くで拝謁できた。
先の大戦では計約310万人が亡くなっている。310万人といえば現在の鹿児島県と宮崎県の人口をあわせても35万人足りない数だ。残された家族の深い悲しみと貧困は私たち遺族のたどった道だ。負傷者、孤児、引揚者をはじめ国中が困難を極めたのが戦争だ。二度と悲惨な戦争が起きないように私たちは目を光らせていたい。
鹿児島県霧島市 秋峯いくよ(79) 2019/4/3 毎日新聞鹿児島版掲載
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