はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

今年も歌います

2011-01-20 16:41:18 | アカショウビンのつぶやき




 信愛コーラスの歌い始めです。
今年はお休みが長かったので「歌を忘れたカナリア」になっていた私たちも気を引き締めて練習開始です。
まず、春の歌を思いつくままに歌います。
毎年やってるのですが、すぐに詰まってしまいます。
「もう、ありませんか」と先生にせかされると「これも、春の歌だよねぇ…」なんてこじつけ? みたいな歌もありましたが、楽しく歌いました。

練習の後は、たえ子先生の用意して下さったぜんざいや、持ち寄りの沢山のお菓子や果物を美味しく頂きました。
5月のコーラスフェスタ、11月の県のお母さんコーラスに向けての選曲もスタートします。
去年のアヴェマリアは、かなりレベルの高い曲だったので、来年はもっと易しい曲にしたいねぇ…という声もあったのですが、今年も頑張ってみよう!と全員の気持ちが一つになりました。さあ、どんな曲が選ばれるのでしょう、楽しみです。

by アカショウビン

夫の試練?

2011-01-20 15:09:11 | 女の気持ち/男の気持ち
 よくよく気をつけていたつもりだったのに、原付で事故に遭い右膝を骨折した。昨年11月8日のことである。しかも小さな道から出る側だった私の方が悪いことになり、二重にショックだった。
 足を固定する金具を装着する手術を受け、リハビリも順調に進んでいたが、階段を上るリハビリでワイヤ部分が化膿し、足が腫れて歩けなくなってしまった。良くなっては歩いてまた化膿しての繰り返しに、思いがけず入院生活が長引いている。
 一番困ったのは主人。単身赴任は無理だからと付いてきたのに、それ同様の生活に追い込まれてしまったのだから。子どもたちは遠くにいるので応援を望むべくもない。最初は病院に来るたびに元気をなくしてやつれていく。それでも洗濯して掃除も時々して、天気の要否には布団も干しているというからびっくり。
 「やるじゃん、お父さん」
 思わず拍手も飛び出す。
 そのうち生活のリズムをつかんだのか、表情も明るく声も元気になって、また太ってきたので安心する。
 この入院は、どちらかといえば私よりも主人にとっての試練なのかもしれないとふと考える時がある。この先、急に一人になっても困らないように用意されていた特別な時間なのかもしれないと。
 仕事にも早く戻りたいし、主人も不自由な生活から解放してあげたいけど、もう少しかかりそうです。
  鹿児島市 浜地恵美子 2011/1/20 毎日新聞の気持ち欄掲載

はがき随筆勉強会

2011-01-20 14:27:39 | アカショウビンのつぶやき
 毎日新聞投稿欄の愛好者でつくる「毎日ペンクラブ鹿児島」が発足して早10年が過ぎた。
地道な活動として、三つの地区でそれぞれに勉強会を開催し、楽しく腕を磨いているが、今年初めて鹿児島地区と北薩地区が同じ日に勉強会を開催することになった。
鹿児島勉強会の講師は、馬原鹿児島支局長。そして北薩地区は津村拓・元支局長。

津村拓氏は、ペンクラブ鹿児島の産みの親として、いろいろお世話になった方である。退職後は北薩に居を構えられたため「いつか機会があれば…」との北薩地区の希望が実現したようで、喜ばしいことである。
勉強会は作品持ちよりの合評会形式。他地区の会員もどうぞ…とあるが、出水市は遠いなあ。たとえ鹿児島新幹線が全線開通しても大隅半島には恩恵なし、やっぱり「陸の孤島」か。
大隅地区は5月開催の予定だが、楽しい企画をそろそろ考えなくちゃ…。

by アカショウビン

びりっけつ

2011-01-20 14:10:45 | はがき随筆
 遠方まで普通バスに乗って行った。バス停ごとにドアが開くので車内が寒くてトイレに行きたくなった。我慢できず運転席に駆け寄ってトイレ休憩を頼んだら「私もお願いします」と数人の声が。バスは山の中を走っていた。
 「道の駅でしばらく停車しますのでトイレに行きたい方はなるべく急いで行って下さい」とアナウンス。バスがとまると女性5人が飛び出しトイレへ全力疾走。皆速い。圧倒されて私はびりっけつ。
 バスの中で待っていて下さった方々に、誰よりも迷惑をかけた。
  鹿児島市 馬渡浩子 2011/20 毎日新聞鹿児島版掲載