NAKAJIMA Chiharu, 1st place of 2022 Tokyo Championships. (Women's Physique)
女子フィジークの優勝は、エントリー番号64番の中島千春選手でした。
ご存知のとおり、中島選手はこの後参戦した日本クラス別選手権においてドーピング検査を受けたところ、陽性となりました。
ただ、今大会に関してはその検査より前に行われたものなので、東京ボディビル・フィットネス連盟のサイトでも説明されているとおり、この優勝が取り消されることはありません。
しかし、東京選手権優勝選手恒例の東京ノービスでのゲストポーズを行うことはないでしょう。
この問題について公式の発表があるまでは、今大会のご報告を待つことにしたため、あえて世界フィットネス選手権のご報告を先にさせていただいたのです。
さて、写真をご覧いただければおわかりのとおり、確かに筋肉に限っていえばほかの選手とは圧倒的な差が付いているとは思います。
しかしながら、私はそこに女性らしい美しさを感じることができませんでした。
フリーポーズに関しても「女子フィジーク」らしさを感じられず、むしろ(「女子」のつかない)「ボディビル」そのものではないかとさえ感じました。
一言でいえば、これでは「muscle beauty」とは言えないというのが率直なところです。
中島選手は、2021年まではボディフィットネスの選手として大いに活躍していたところですが、2022年に入っていきなりSNSを通じて女子フィジークへの転向を発表しました。
ボディフィットネスでの活躍を期待していただけに、なにかスッキリしないものを感じていました。
また「#二刀流はやらない」と強調していたので、東京ノービスで中島選手にお会いした際には「(二刀流の)矢野かずみ選手を上回る活躍を期待しています」と、プレッシャーをかけたりしました(爆)。
ただ、今大会と日本クラス別での活躍を見ると「これは本当に矢野選手を超えるかも」と思ってしまったほどでしたが・・・
私も、このブログでは選手の方々についてネガティブなことは書かないように心がけていましたが、今回ばかりはなにとぞご容赦ください。
以上が、決勝フリーポーズの模様でした。
引き続き、ポーズダウン及び表彰式のご紹介に入ります。