境界のあやふやな 一日は
爪の間から 鱗が生えてしまう
空をつかむ その指には
退行の刻印のニキビ跡
夕暮を透かして 茜色
山の稜線が
青く 遠のく
空に雲は置かれ
その手先から
歪んだ片鱗の光が
焦点を狂わす
結ばれぬ 像
デフォルメされた
体 心
半端な 一日は
鱗が生えて
じめじめした所が恋しくなる
爪の間から 鱗が生えてしまう
空をつかむ その指には
退行の刻印のニキビ跡
夕暮を透かして 茜色
山の稜線が
青く 遠のく
空に雲は置かれ
その手先から
歪んだ片鱗の光が
焦点を狂わす
結ばれぬ 像
デフォルメされた
体 心
半端な 一日は
鱗が生えて
じめじめした所が恋しくなる