きょう3月6日(月) は 啓蟄。土の中で冬ごもり(冬眠)をしていたカエルやヘビといった小動物や虫たちが、春の気配を感じ目覚め 土の中から 顔を出してくる季節のこと。春の訪れを表す二十四節気のひとつ。
日本には 大きく季節を表す四季「春夏秋冬」がある。この春夏秋冬の一季を6分割し、一年を”24”に分けて節気候を示したものが二十四節気(以下)。小寒、大寒、立春、雨水、啓蟄、春分/ 清明、穀雨、立夏、小満、芒種、夏至/ 小暑、大暑、立秋、処暑、白露、秋分/ 寒露、霜降、立冬、小雪、大雪、冬至。
農業を暮らしの糧にしたわが国。四季節気を”24”に分けただけでは不十分ということで、一年間の季節候の特質をより細かく識別するために、陰暦の暦日関連から”農事や生活行事”に役立つ「雑節」を設けたという。節分や彼岸や(各)節句や八十八夜や入梅や七夕や二百十日やクリスマスなど 18雑節です。
”瑞穂の国”とも言われる農耕民族の国 日本にとって、春夏秋冬の四季や二十四節気など農耕生活などに役立つ節季を示す暦日こよみが便利有用だったのでしょう。しかして、時代とともに 国民の生活や社会も大きく変化。工業や商業やサービスなど多種多様な生活社会にも有効便利な暦カレンダーになったとみられる。
二十四節気や十八雑節に加え、24の各節気を3区分(初候、次候、末候)したりして、多様化する農事以外の暮らしや行事にも便利有用な暦(カレンダー)にしたようです。