吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

广( ゲン / 家 や建物 ) かつぎの「麻」( あさ/マ ) いろいろの 小話

2023年10月29日 | Weblog
麻(あさ) と言われたり書かれたりすれば、 丈夫な麻縄や麻ひもや麻袋などや 夏着の衣料品や寝装具などの繊維を想起する。また、光沢や通気性があり肌触りの良い繊維や 和装の麻織物として重宝されるものと思っていた。

この頃などは、麻の前に”大”がついた大麻や うしろに”草” をつけた「大麻草」との言葉がよく使われたり表記されたり している。繊維の質としては少々異なる綿や羊毛などとは 特徴や用途が異なる ”麻” (あさ/ マ)とは どう違いどのようなものなのだろうか。


麻(あさ) は アサ科の一年草の”あさ”(麻) 類の総称やその繊維といわれる。麻繊維は アサ科アサ属の 大麻草や苧麻(からむし) や亜麻などを原料にした繊維の総称だという。苧麻(ラミー)や亜麻(リネン) などのほか " 麻 ”をつけた文字には、麻酔や麻痺や麻薬など ”しびれる”漢字が多い。・・・痺れる。

このように麻(大麻) は その茎の丈夫な繊維がとれるので、昔から麻ひもや麻縄の繊維なども採れる植物として栽培されてきた。しかるに、大麻(あさ)は大麻取締法にいう大麻草のこと。現在の日本では ” 無許可の栽培や所有等”は、法律(大麻取締法) で禁止されている。・・・ややこしい植物なのだ! 気をつけよう!
 
狭義的には、”痺れる”大麻は 大麻取締法で規制されている薬物になるが、広義の麻(あさ)は 用途別に 繊維用、食用、薬用に分けられ、広く 産業用に 民生用に利用される植物なのだ。感謝しよう! 麻に!
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