吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

令和二年5-6月コロナ禍の世情と季節の詠句―20句

2020年07月06日 | Weblog
〇コロナ禍の世情10句:
・コロナ禍の外出自粛雨安居 ・感染のパンデミックや猫の恋 ・終息に向かうコロナか青時雨
・コとロとナ君にしないで糸を取る ・コロナ禍の自粛で一人浮巣かな


・更衣自粛太りが恨めしい ・時差出勤マスクの人ら芥子坊主 ・密嫌い花蜜探す一蛍
・山と虫みつは同じよ夏に入る ・自粛あけ竹下通り誘蛾灯


〇コロナ禍の季節の10句:
・風を聴き葉裏を見せる風知草 ・雨まばらひそかに赤く花楓 ・朝散歩老いし二人や樟若葉
・風に乗りふわっと落つる落し文 ・震度4未明の揺れや梅雨の入


・靄かかる富士の裾野の田植かな ・忘れ物何かを忘る走り梅雨 ・剪定の明日の飛来初つばめ
・朝早し薄むらさきの著我の花 ・しくじりを慰める姉捩り花

コメント
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