吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

令和春の俳句私撰月五句ー4~6月

2019年06月17日 | Weblog
平成終わり「1~3月」の俳句をブログ掲載したのが、4月16日。少し早いが令和はじめということで、4~6月の詠句月5句を私撰アップする。

◆4月: ・花冷えや白寿の葬儀母の逝く ・梅畑老夫の後を雉一羽
・朝食は飲むご飯なり穀雨かな ・平成の終わりの空へ鷽の飛ぶ
・平成を令和に繋ぐ昭和の日







◆5月: ・古の梅花の宴の令和かな ・青い空ネモフィラの丘人、人、人
・更衣平成脱ゐで令和着る ・雨上がり風に抗ふ一夏蝶
・田植田の水の匂ひに酔ふ蝶々







◆6月: ・捨田畑蚕のごとき栗の花 ・灯虫払ゐつ語る傘寿会
・晴れ間なく梅雨だるの日々低気圧・夕暮れの番ひの雉や麦の秋
・早朝の沼面の光浅沙咲く





(了)
コメント
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