吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

食べものを大切にしよう。毎日の食事に感謝しよう。

2018年01月19日 | Weblog
ただいま世界の総人口は、75億人(2017年)。日本の人口は1億2500万人ほどだから、1.7%になる。国土面積が世界(13,600万km²)の0.3%(38万km²)しかない日本は、世界平均の5~6倍(密度)住んでいることになる。

世界の海に面して漁獲している魚を別に、多くが国土(農地)で生産される人々の食料、米、小麦、大麦類、トウモロコシや大豆および馬鈴薯、芋類、果物やナッツなどのいわゆる穀物類(除、肉や乳製品など)は、世界全体で年間約65万トン生産されているが、日本は全体で1~1.5万トンほどである。比率にしてみると、ほぼ人口シェア(1.7%)に近い。世界の農地(含、牧草地)の0.1%ほどしかない日本は、世界平均の約10倍強の生産力といえる。

とは言え、このような日本の食料生産性を喜んでばかりはいられない。現在、日本はカロリーベースで60%を、金額ベースにすると35%ほどの食糧を外国に頼っている(輸入)。日本とは違い、世界の人口がますます急増している状況(すすむ食料不足化)において、日本は食料の安定調達をどのように確保していくのか。この国の一番の課題だ。

日本の総人口は頭打ちであるが、世界(71歳)のなかで最も平均寿命の高い日本(83歳)は、人口減少以上に生産年齢人口が減少する。ますます人口増するアジア(いま44億人)やアフリカ(いま12億人)の人口は、2050年には世界人口97億人の80%と、現在の75%(56億人/75億人)を5ポイントも増大する。

日本は現在約6000万トンの食糧輸入国であるが、一方で約2000万トンの食糧を廃棄(含、ロス)している。何とも無駄,無策の日本は、日々年々総生産食糧の約一割ほどを捨てているのだ。国民一人当たり年150kgの日本の食品廃棄量は、アメリカなど(100kg)の1.5倍だ。大事に大切にしたい食料なのだ。

コメント (2)
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