吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

俳句づくり閑話

2015年04月11日 | Weblog
ブログをはじめて10年近くになる。文章は雑だが、毎回A4一頁ブログを980回投稿発信している。詩歌や和歌や俳句のような、いわゆる韻文と違い散文は適当な文章や作法でもいいだろうと”拙い”コラムやエッセイを発信してきた。

その作法の反省もあって昨2014年元旦、わたしは俳句を始めた。一人屠蘇で何もすることがなかったからでもあるが、31文字の和歌より17文字の俳句の方が”楽”のような感じがしたからだ。ただ続けることしか能のない自分だが、この一年と3か月の間、500句以上を詠んだ。

昨年の2月より朝日カルチャーセンター(金子兜太教室)を通じ、武田伸一先生の添削指導を月5句お願いしている。毎月アカ字でうめられて戻るが、褒められた句は、ほとんどない。年間(60句添削)平均すると、A-B-C-DのBが60%、残りの半分がCとAだ。結構甘い査定だから、一ランク落して考えた方がいいと思っている。

種田山頭火の自由律俳句は、極めた先の”自由”だろうが、わたしのそれはただ”初歩や約束事”が分かっていない自由。季語が抜けたりダブッたりすろことはしょっちゅうだし、ブツブツ切れや説明語入りなども多い。「かな」や「や」などの使い方も適当だ。景色や絵などをみて”すぐ”(詠む)というのを避け、ちょっと見て、ゆっくり見て→一句、遠くを眺め、足元をみて→一句や、生き物を見て、何かを見つけて→一句などを心掛けている。

ヒトに情景をイメージしてもらうというより、音や香りや色彩や新鮮さややさしさなどを感じてもらえる句づくりをめざしている。山頭火の「すべってころんで山がひっそり」の心境で、これからもつづける。
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