吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

不自由し、不安して暮らす 超お年寄りへ配慮する施策を!

2013年07月21日 | Weblog
わたし(71歳)の母は、ただいま92歳。一人で田舎農山村で、日々を過ごしている。大正10(1921)年横浜生まれで、太平洋戦争真っただ中の海軍の父と結婚。昭和17年長男の私を生んだ。幼い時の関東大震災(大正12年9月)で両親を亡くして、生き残ったのだという”つよい”世代だ。戦中の都会OLが、戦後ひとりで70年近く、農山村で3人の子供を育てた。子どもたちを都会に出したあとの約40年、ずっと”ひとり”で田舎暮らしをしている。

ただいまの日本、90歳以上のいわゆる超高齢者は130万人を超えた。65歳以上の高齢者人口が3080万人でその半数近く(45%)が、後期高齢者といわれる75歳以上の人口(1380万人)なのだ。80歳以上にするると780万人になる。国民1億2800万人の24%、4人に1人が65歳以上高齢者ということだが、その高齢者の4人に1人が80歳以上なのだ。

わたしの母のように一人で暮らしているいわゆる単独世帯は、500万(500万人)世帯と、65歳以上の者のいる世帯(全世帯の43%)全体2070万世帯の24%になる。この65歳以上一人世帯に、65歳以上夫婦二人の620万世帯を合わせると1120万世帯と、65歳以上の者のいる世帯全体の54%になる。

高齢者施策着眼の第一は、単独(ひとり)で住んでいるお年寄り(500万人)への対策、つぎが90歳(130万人)80歳以上(650万人)の超高齢者対策となろう。そして、お年寄り2人世帯(620万)対策ということだ。超高齢のお年寄りや高齢者1人2人で暮らすお年寄りが、何に困り、何に不自由し、何に不安して暮らしているかは、面倒な調査や公聴をしなくてもわかることだ。施策を願う。
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