吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

”水”時節雑話

2013年07月02日 | Weblog
偏西風や前線が異常するからという。早めの台風やゲリラ豪雨が目立つ。カラ梅雨のようでもあり、ジトジト雨の多い梅雨のようでもある。そして、わたしたちの命の”水がめ”ダムは、渇水状況だという。何とも理解できないお天気のイタズラだ。

熱中症対策や予防ということもあり、水の摂取は人々の関心を高めている。平均、一日2ℓから2.5ℓの水を摂らなければならない私たち。ジュースやお茶で飲む水は、大体0.5ℓほどだから、わたくしたちはいわゆる水を一日1~2ℓ(食事からの分を別に)の飲用水を摂らなければならない。コップで10杯、ペットボトルで3~4本という具合だ。

このような”必需”がそうさせるのかハテナだが、近年”水ビジネスや水事業”が、喧噪だ。政府や東京都が、水道水の施設やシステムなどの水インフラ事業をアジアなどの海外諸国に売りたいと意気込む。水プラントなどの大手企業も”それいけ”と、政府音頭に乗っているのだが、水ビジネスは”インフラ”のそれに限らない。

少し前までは、水ビジネスやウォーターサーブと言えば、自販機ボトルのミネラル・ウォーターや蛇口につける浄水器だったが、いまは違う。水が、2ℓX6本のダンボールや20リットル以上のガロン・ボトルで販売されたり、宅配されている。「2ℓX6本」の水では、2人家族でも2~3日でなくなってしまうということではないが、これらの宅配やウォーターサーバーへのガロン・ボトル水の宅配(HOD)の需要が、高くなっているのだという。

自販機などペットボトル中心のミネラル・ウォーターは、ただいま年間300万㎘金額にすると約2300億円の市場なのだが、近年伸びているガロン・ボトルの宅配水(HOD)も約130万㎘金額にして1300億円ほどの市場になっている。しかるに、このガロン・ボトル水、どこまでが企業側の(品質)保証で、どのような部分がユーザー消費者側の責任なのか、あいまいだ。

コックやコンプレッサーの不具合や故障(ヤケドなど)は、サーバー側だろうが、ガロン・ボトルを載せたり、動かしたり、サーバーが倒れたりしてのケガや細菌や雑菌の除菌など、水の問題かコックや注ぎ口の問題かハテナが多い。水素水などといったら、ボトルやサーバーの中のそれか飲む瞬間か、それともおなかに入った状態での水素水なのか、保証がはっきりしない。

水の品質、機器(サーバーやフィルター)の品質、メンテナンスの品質それぞれにどの時点なのかや期間がセットされることが求められよう。ワンウエイ・ボトルやH O D 宅配とは趣旨が違う浄水器や浄水システムにもあいまいが多い。元付型やセントラル型やビルトインに、浄水器やや整水器や活水器など、いやはや”水”まわりは、にぎやかなのだ。
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