吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

祝・生団連(国民生活産業・消費者団体連合会)設立。

2011年12月04日 | Weblog
遅かったような気もする。この度の生団連設立発足に期待することが多い。経団連など経済企業の団体は、耳慣れたそれではあるが、生団連というと”それ何?”という感じだろう。このたび設立された生団連だが、正式には国民生活産業・消費者団体連合会というらしい。

小売り、流通、食品、外食、通販などの生活産業企業と消費者団体など総勢481の団体・企業が、既存の経済団体などとは距離を置いた生活産業業界と消費者(団体)をまとめた連絡協議会のような団体を立ち上げた(2011年12月3日朝日新聞)。国民の生活に近い産業企業を自負する日本チェーンストア協会会長の清水信次ライフコーポレーション会長が呼びかけて設立にいたったようだ。

経団連や経済同友会など大手企業がリードする既存の経済企業団体の活動や政策提言が、国民生活から遠い現状を改善したいとの意欲をカタチにしたようだ。このたびの東日本震災や福島原発事故への政府対応力の弱さ、遅さに対し有効な提言や支援が打てない大手重厚長大企業やその団体に業を煮やした結果だ。

政治イコール圧力や圧力イコール政策でもあるまいが、ただいまの政治や政府の行動実施力のなさと不作為からくる閉塞感を打破するには、提言や発信が奏功するのかもしれない。国民の生活と生命を守る団体として設立されたこの生団連が、自分たちが描き、希望する政策政治を政府や政治に提言し、発言していくことは、ただいまの政府政治に大きく貢献しそうである。

直接的には大きく利害や方向が異なる販売流通業界と消費者(団体)ではあろうが、国民の生活や生命および地球や環境を守るということでは、一致するところが多いのではないかと思う。生団連の活動が充実発展していくことを、切に願う。
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